初めて外構工事のプランを考えた時、全然引き出しがなく、2日間かけてひたすら、いろんな家の外構の仕上げを見に行った覚えがあります・・。
どーも、Ponchaです(‘ω’)
戸建ての外回り、外構工事のリフォームをやってみたいけど、どんな流れで行っているかイメージが出来ない・・。
という方も多いはず!
ということで今回は、
戸建ての外回り、外構のリフォームの工程を実例を見ながら確認
というテーマでお話ししたいと思います!
実際行った外回りのリフォームの実例を見ながらお話ししたいと思います!
実例を見ると少しイメージが湧くかと思います!
関連記事はこちら
エクステリア・外構工事の注意点!~外回りリフォームって意外と難しい~
工事内容と専門業種を知る!~どの工種をどの業者に依頼すればよい?~
部分リフォームをした後の傷のトラブル~リフォーム前に確認を行う~
不動産購入後のリノベーション、スケルトンって何!?~スケルトンのメリットデメリット~
近年は大変多くの情報に溢れています。
相談する場所はいっぱいありますが、いきつくところポジショントークになってしまうことがほとんど。
営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?
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植栽を撤去してオープンなポーチに!
こちらが、今回の施工例と上げさせていただく物件です。
何年もそのままになっている中古の戸建て。
ちょっと木が生え過ぎていて玄関が見えないですね。
今回行う工事
①植栽を伐採、伐根
②軽自動車が入れるような小さな駐車場を作る
③入口をすっきりさせてオープンなポーチ(塀などすべて撤去)
④ポーチに石張りをする
⑤入口付近にちょっとした植栽を植える。
⑥ペットを洗える簡易的なシャワーを設置
⑦新規でポスト、モニター付きインターフォン設置
上記内容がリフォーム内容になります。
最初から内容が決まっていたわけではなく、何度も打合せを重ねて決まりました。
配置図といった図面やスケッチが必要
上記の画像から、①~⑦のリフォームをします!
と言ってどんな仕上がりになるか想像できる人は、なかなかいません。
外構工事、エクステリアは、内装工事に比べて、
仕上がりがイメージしにくいので、口頭でのやりとりだけで進めるのは危険です。
スケッチを描いてもらうと、完成がどんなイメージになるかわかります!
配置をしっかりイメージしたい場合は、配置図といった図面が必要となります。
私は当時絶望的にスケッチが苦手だったので、図面にて、どこに何を配置するかというお話をしました。
今回は、駐車場を新規作ることになりました。
ただ、サイズ的に車が入るか怪しかったので、寸法をチェックし、現地と図面に相違がないようシビアに作成しました。
このように寸法がシビアな場合は、スケッチのようなイメージ図より、図面で寸法を確認するようにしましょう!
様々な業種が絡む
外構工事、エクステリアと聞くと、
外構屋さん、植栽屋さん
といった専門業者さんの身と考える方も多いのですが、実は外構工事はいろんな業者が絡んでいるんです。
例えば今回の工事でいうと以下の業種です。
塀の解体や新規で駐車場を作るなどの外構工事→外構屋さん
植栽を植える→植栽屋さん
ペットを洗えるシャワー用の配管切り回し工事→設備屋さん
インターフォンなどの電気配線を行う、電気屋さん
もう少し細かいことを言うと、
手すりを設置したい場合であれば→金属工事
カーポートを設置したいのであれば→エクステリア屋さん
石やタイルを仕上がるのであれば→石屋さん、タイル屋さん
といった感じです。
複数の業者さんが絡む外構工事は、雨の影響も受ける為、工程管理が非常に大変です。
このように外構工事は実は地味に大変なんですね~
内装工事と外構工事を両方する場合は・・
ここはかなりマニアックなお話なので、興味がある方のみ聞いてください。
外構工事だけでなく内装工事のリフォームも一緒に行う場合、工程の管理がより難しくなります。
というのも、内装工事と外構工事を同時進行で行うと、色々と問題が起きるからです。
例えば、
玄関の外回りをリフォームしていると、その周辺は立ち入りが出来なくなってしまいます。
そうすると、内装工事の方の室内への動線がつぶれてしまうんです・・。
内装工事の荷物を運びたくても、玄関周りを工事しているから荷物が運べない。
内装材や出入りを頻繁にしてしまうと、今度は外構工事屋さんの作業が出来なくなってしまうんですね・・。
このように、お互いがバッティングしてしまうんですね・・。
みんな気を使ってしまい作業が進まなくなってしまいます。
職人さんは意外と繊細なんです・・・。
このように、内装工事と外構工事を行う場合は、
作業場所が別々だからと言って、同じ工程で組むと作業が進まない可能性がある!
そのため、別々の日程で工程を組む方が良いです。
どうしても、工期がなく同時進行しないといけない場合は、
内装工事の荷物の搬入日・作業内容
外構工事の作業内容と作業範囲
上記を踏まえ、
・お互いの動線を確保できる日程管理
・作業中に立ち入れる範囲を制限してあげる
などなど、工程表を作成し、搬入日など指定する必要があります。
実際の外構工事現場
さてさて、実際の工事の雰囲気を見ていきたいと思います!
上記は解体中の様子です。
重機にて、塀やら門扉、植栽などなど一式撤去していきます。
ブロックやコンクリートなどは、手作業で解体すると手間も時間もかかります。
重機を入れて一気に壊していきます。
ただし、重機を入れて作業すると、重機の大きさにもよりますが、工事費用が少し上乗せされてしまうという認識は持っておきましょう。
解体前に給排水管の確認をしておく
意外と忘れがちなのですが、解体前に必ず
・給水管
・排水管
・排水桝
上記の配管などが、地中のどの辺にあり、どこを通っているかをある程度、把握しておく必要があります。
というのも、解体工事は、重機を使ってガンガン進みます。
調子乗って何でもかんでも撤去していると、
地中に埋まっている水道管、排水管などに触れて、破損させてしまいます。
給水管を破損させる、そんなことあるの!?
なんて思っているかもしれませんが、結構あるあるです。
解体する業者さんもプロですので、事前に埋設物など確認はしますが、それでも給水管や排水管を壊してしまうことはあります。
業者さんと事前にどこに何があるか打合せをしておきましょう!
駐車場部の設備排水やり替え、砕石敷き
軽自動車が入る駐車場部分です。
せっかくなので、駐車場を作るときの簡単な流れを記載しておきます!
・必要な高さまで、土を掘る
・状況に応じて配管の新設、集水桝等の設置
・砕石、ワイヤーメッシュ(場合によっては鉄筋)
・コンクリート打設
といった感じです。
基本的にコンクリートが仕上げになりますので、コンクリートを流し込む前にすべてを完了させておく必要があります。
コンクリート打ち込み前に配管・排水桝のやり替えをする
コンクリートを流し込む前に、事前に排水桝や給排水管を地中に埋めておく必要があります。
解体の時は、既存の給排水管や桝の有無の確認でしたが、
コンクリートを打ち込む時は、新規に設置する配管や桝を正規に配置されてあるかを確認する必要があります。
コンクリートを流し込んでから、
給排水管・排水桝の設置を忘れていた!!
なーんてなると、目も開けられません。
必ず事前に
・配管をどうするか?
・排水桝をどうするか?
を確認しておきましょう!
↑排水は地中に埋まっています。
青い突起物の上に白い蓋があるところが、集水桝です!
こちらは最後に、コンクリートの仕上げ高さに合わせてカットします!
砕石→ワイヤーメッシュ→コンクリートの流し込み
土を掘って、配管や桝を設置したら、
砕石を敷いて、
ワイヤーメッシュを敷いて、
コンクリートを流し込みます。
砕石とは、簡単にいうと
一定の大きさの石ころです!
これの石ころは、地盤を安定させるために敷きこみます。
さらに、コンクリートの弱点である引張力を補うため、ワイヤーメッシュを敷いてあげます。
この辺は普段見る機会もないですし、マニアックなお話なので、
へぇ~そうなんだ~
ぐらいで流して聞いてもらってで大丈夫です。
コンクリートを流した後
こちらが、コンクリート打設後の状態です。
緑色のテープが張ってあるところは、ただのコンクリートだけだと味気ないということで、
レンガをはめ込んでいます!
ちなみに駐車場や通路などに打ち込まれたコンクリートは、表面を綺麗には仕上げません。
というのも、表面を円滑に綺麗に仕上げると、雨の日に滑ってしまうんです・・。
そのため、表面に少しざらつきを持たせる刷毛引きという仕上げ方にします。
ポーチ前の石の乱張り仕上げ
お施主様が最後の最後まで悩んだ、アースクォーツの乱張り。
予算の都合で当初は、コンクリートですべて仕上げる予定でした。
しかし、
・家の顔である入り口はできる限りこだわりたい
・後々やり替えが大変
という理由から、他の工事で金額を調整して実現!!
アースクォーツの乱張りの仕上がり!
いい感じに仕上がりました!!
やはり、ポーチを石張りにすると雰囲気が出ますね。
ちなみに、アースクォーツ乱張りの際の部分やポストの周りの花壇の縁に使用しているピンコロは、もともとあった既存のものを再利用しています。
抑えられるコストは、できる限り抑える!!
リフォームの基本ですね(^^)/
外構工事は水勾配が重要
水平、垂直にする内装工事に対して、
雨などの水の影響のある外構工事は、どのように水勾配を取るかが大変重要となります。
道路面が一番低くなるように、勾配を検討しなければいけません。
勾配が緩やか過ぎると、水たまりが出来てしまいますし、
勾配が急すぎると、使い勝手が悪くなります。
道路から玄関や建物までの距離を考慮して、適正な勾配を取るようにしましょう!
ポスト、インターフォンの機能門柱の設置
今回はお施主様チョイスの機能門柱!
ポスト、照明、門柱の形状をそれぞれ選択できる商品です。
門柱やポスト、照明など
改めて選ぼうと思うと、実はめちゃくちゃ種類があってびっくりすると思います。
イメージがないと種類がありすぎて、選べないほどですね・・。
表札なども選択できますが、今回はお客さんが今のご自宅で使用されている表紙をが気に入っているということで、
取り外して再利用!!
ここでもコストを少しでも抑えます!
門柱はしっかりとした基礎が必要
最近の戸建ては、門柱やポストが独立して設置されていることが多くなりました。
一見地面に刺さっているだけのように見えますが、風や地震などにある程度耐えられるように相応の基礎を作っています。
本体より一回りも大きな基礎で門柱を固めてあげないと、最初は良くても数年後、傾いたり倒れてしまう可能性があるので注意しましょう!
インターフォン・照明がある門柱には電気工事が必須
意外と忘れがちなのが、今回のように独立して、
・インターフォン
・照明
がある機能門柱を設置する場合、電気工事が必須になります。
特にインターフォンはお部屋の中のモニターと配線をつながないといけない為、お部屋の中から外部に配線を持ってくる必要があります。
また、こういった配線は地中に埋める必要がある為、
コンクリートや石やタイルなどを張る前に配線をしておく必要があります。
これを忘れると、むき出しの配線で仕上げることになってしまいます・・。
施工完了!!
入口がジャングルだったのが、オープンなポーチになりました!!
後は、ポストの隣に1.5mのハイノキを植える予定です。
花壇の隣に一部のコンクリート部分がありますが、ここには自転車置き場となります。
最初は、サイクルポートを設置する予定でしたが、スペースが狭くなるので、無理に設置すると、使い勝手が悪くなる!
ということで、常に置き方を変えれるように、今回は設置しませんでした。
・玄関前の段差部分
・既存の駐車場部分
に関しては、既存のままです。
予算とプランを考慮し、
こだわるべき箇所と
妥協すべき箇所
を検討することが、リフォームする上でとても重要になります。
特に外構工事の場合は、やり直しや追加で工事することが難しいです。
ですので、工事前の打ち合わせで自分のプランをいかにイメージできるかが重要となってきます。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は、実際施工した外構工事を見ながら、外回りのリフォームの工程や流れについて
ご説明させていただきました!
難しそうな外回りのリフォームですが、
なんとなくの進め方やなんとなくイメージがつくだけで、ハードルも下がります。
戸建てに住んでいる方であれば、是非外回りのリフォーム
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近年は大変多くの情報に溢れています。
相談する場所はいっぱいありますが、いきつくところポジショントークになってしまうことがほとんど。
営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?
本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。
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