壁芯って『へきしん』でも『かべしん』でもどちらでもよいのですが、やたらこだわる人がいました・・。
私の感覚では、建築に携わっている人は『かべしん』、不動産に携わっている人は『へきしん』と言っているような気がします!
どーも、Ponchaです(‘ω’)
住宅ローン控除を利用する際、お部屋の面積が一定の大きさでなければいけません。
でもなぜか、マンションのような区分建物の場合って、床面積が登記簿面積と壁芯面積と二つあるんです!
住宅ローン控除を利用する場合、どちらの面積が対象になるのでしょうか?
ということで今回は
住宅ローン控除を利用する際の、必要な床面積って?
というテーマでお話ししたいと思います!
同じ部屋なのに、登記簿面積と壁芯面積は異なるので、それによって住宅ローン控除が利用できなくなることがあります!
しっかりと事前に把握しておく必要があります!
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2023年 中古住宅の住宅ローン控除の詳細について~控除額・築年数・要件とは!?~
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目次
住宅ローン控除とは
まず、「住宅ローン控除」について、ざっくりとご説明しておきます!
住宅ローン控除や住宅ローン減税など、人によって読み方が異なりますが、正式には「住宅借入金特別控除」といいます。
住宅ローンを利用して住まいを購入した場合に、
年末時点での住宅ローンの残高の0.7%が
入居時から最長13年間にわたって
給与などから納めた所得税や住民税から控除される制度のことをいいます。
減税になるお得な制度です!
詳細については、こちらの記事を参考にどうぞ
2023年 中古住宅の住宅ローン控除の詳細について~控除額・築年数・要件とは!?~
住宅ローン控除には、登記簿面積が適用される
先に結論をずらっと書いておきました!
細かい内容は、この後一つ一つ解説していきます!
住宅ローン控除を利用する場合、
壁芯面積ではなく、登記簿面積が適用されます。
壁芯面積より面積が小さい登記簿面積が適用されるということです。
ちなみに、戸建ての場合は、
登記簿面積=壁芯面積
となり、住宅ローン控除も壁芯面積となります!
マンションの場合
・登記簿面積と壁芯面積があり
・登記簿面積 < 壁芯面積
・その差異は、大体2~6㎡ぐらいある
・住宅ローン控除は、登記簿面積の面積が適用されるため、
登記簿面積が40㎡、もしくは50㎡以上でなければいけない
ということです!
上記の内容を一つ一つ解説していきたいと思います!
住宅ローン控除に必要な面積とは
住宅ローン控除を受けるには、お部屋が一定の大きさ以上でなければいけません。
それは、
床面積が50㎡以上のお部屋
が条件となります。
あまり小さなお部屋には住宅ローン控除は使えないということなんですね。
ただし、例外があります!
・2023年までに建築確認が済んだ住宅
・所得が1000万以下の方
上記二つの要件を満たせば、
40㎡以上のお部屋からでも住宅ローン控除が利用できます!
マンションの場合、床面積の表記が二つある
ここからが今回のテーマの本題です。
マンションのような区分建物の場合、床面積の表記が二つあります。
・登記簿面積
・壁芯面積
です!
冒頭にちらっと出てきましたが、改めて言いたい!
なんやねん、それ!
ご安心ください!
それぞれ簡単に説明します!
登記簿面積とは
マンションなどの区分建物の登記簿面積とは、
壁の内側から計測した、
実際にお部屋として使える面積のことです。
壁や柱等の厚みとか一切関係なしということですね!
内法(うちのり)面積という言い方もします。
壁芯面積とは
対して壁面積とは、
壁の中心から計測した面積で、壁の厚さや柱の大きさも含まれてきます。
図面上でしか計測はできません。
壁の中心なんて見ることができませんからね・・。
読み方としては、『かべしん』、『へきしん』どちらでも大丈夫です。
冒頭でもお話ししましたが、私の感覚では、
建築業界は、かべしん
不動産業界は、へきしん
と言っている印象があります。
同じ部屋で、登記簿面積と壁芯面積で大きさが異なる
同じ部屋ですが、
壁の内側から計測した登記簿面積
壁の中心から計測した壁芯面積
とでは、大きさが異なります。
登記簿面積 < 壁芯面積
壁芯面積の方が面積は大きいです。
登記簿面積は、壁の内側から計測しているので、
壁の厚み分も含まれている壁芯面積よりは、面積は小さくなります!
登記簿面積と壁芯面積 どのくらい差異があるのか!?
では、実際に登記簿面積と壁芯面積とでは、どのくらい面積に差異があるのか?
これは、お部屋の大きさ・柱壁の厚さによって異なります。
ざっくりですが、2~6㎡ぐらいが平均です。
ただ、100㎡を超えるお部屋だと、7・8㎡ぐらい差異があります。
床面積が大きければ、差異も大きくなる傾向はありますが、一概には言えません。
というのも、80㎡ぐらいのお部屋ですと、4・5㎡の差異が多いです。
しかし、建物の構造によっては、50㎡ぐらいのお部屋でも、差異が4㎡ぐらいある物件もあるからです。
マンションで住宅ローンを利用する場合・・。
さてさて、もう一度、冒頭の内容をまとめたいと思います。
マンションの場合
・登記簿面積と壁芯面積があり
・登記簿面積 < 壁芯面積
・その差異は、大体2~6㎡ぐらいある
・住宅ローン控除は、登記簿面積の面積が適用される。
・登記簿面積が40㎡、もしくは50㎡以上でなければいけない
これで、なんとなく住宅ローン控除に必要なお部屋の面積について理解が出来たかと思います。
じつは、本題はここからなんです!
上記の内容を抑えておけば大丈夫!
と思ったら大間違い!
実はちょっと厄介なトラップがあるんです!
販売用の図面はすべて壁芯面積で記載されている
ここまで長々と説明したのには理由があります。
住宅の内見する際、その建物の情報が記載されている販売図面を見ながら、お部屋を見学します。
そこに記載されているお部屋の面積は、すべて壁芯面積で表記されています。
登記簿面積については記載されていないんですね・・・。
鋭い方はもうお気づきかもしれません。
住宅ローン控除で該当する面積は、登記簿面積です!
つまり、壁芯面積より小さい面積です。
つまり、販売図面記載されている壁芯面積が51㎡となっていても、
登記簿面積は49㎡という感じで、差異が生じて50㎡以下!!
住宅ローン控除受けれません!!
となってしまうわけなんです。
まさか・・。偶然が・・。
なーんて思う方もいるかもしれませんが、これは結構あるあるなので注意してください。
もし、購入したい物件が50㎡ぎりぎり、40㎡ぎりぎり
だった場合、登記簿面積がどのくらいなのか必ず確認するようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、住宅ローン控除に必要なお部屋の面積とは
というテーマでお話しさせていただきました。
お部屋の面積が大事というよりも、マンションの場合は、面積が二つあるから間違えないでね!
というお話でしたね!
マンションの場合、登記簿面積は、どこかに記載されているわけではないので、聞かないとわかりません。
通常は、事前にこのお部屋だと事前に不動産会社の営業マンがちゃんとアナウンスしてくれますが、中には何も言ってくれない営業マンもいます。
自分でも最低限の要件は理解しておくようにしておきましょう!
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営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?
本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。
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