子供のころ、お部屋の中でバットを振り回していたら、勢い余って壁にあててしまい、壁に穴をあけてしまったことがあります。その時初めて、壁って簡単に穴が開くんだ‥。と感じました!
どーも、Ponchaです(‘ω’)
新しい賃貸のお部屋を探しをする時、音の問題って心配になりますよね!
近隣さんの生活音だったり、自身のお部屋の生活音だったり・・。
生活音については自身が注意すれば多少は抑えられるものですが、そもそも建物の構造で大きく異なってきます!
ということで今回は、
響きにくい賃貸住宅とは!?
というテーマで、壁の仕組みについてご説明したいと思います!
生活音や騒音は、正直人の感覚で大きく異なります。
あくまで一つの参考として考えてくださいね!
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目次
賃貸住宅のクレームで一番多いのは騒音!
賃貸住宅で、一番多いクレームというのが、なんといっても騒音!
特に、コロナの影響で働き方大きく変化し、在宅ワークも増え、自宅にいる時間が増えた方も多いはず!
そのため、普段は家にいなかった時間帯に自宅で作業することが増えた方も多く、今まで気にしていなかった音などが気になるという声をよく聞きます。
事実、ここ近年、賃貸住宅の騒音によるクレームや問い合わせが増えたというデータもあります。
冒頭に話しましたように、騒音になるかどうかは正直その人の感覚次第。
ドアの開閉音が気になる、足音が響くなどなど!
明らかに度を越している生活音もあれば、受け手側がかなり神経質だったという場合もあります。
このように、正直原因がどちらにあるかという判断は難しいところです。
また建物の構造上、普通に生活しているのに、生活音が響くといったことも起きてしまいます。
今回は、建物の構造や作りがどうなっているのかと、音の関係についてお話ししていきたいと思います。
音が響きにくい建物って!?
生活音については、自身が気を付けることである程度防ぐことはできます。
しかしそれでも建物の構造上、どうしても響いてしまうこともあります。
特に足跡や話し声など、普通に生活しているのに、
・壁が薄い
・床が響く
といったことで、騒音につながってしまいます。
これは、正直建物の構造上の問題でもあるので、自身が注意したところでどうしようもないところがあります。
では、実際どのような建物が響きやすく、どのような建物だと響かないのでしょうか?
その辺の説明をする前に、建物の構造って何があるのか知る必要がありますので、こちらの記事を参考にしてみてください
軽量鉄骨の壁は響きやすい!
音が響きやすい賃貸住宅で代表的なのは、やっぱり軽量鉄骨のお部屋ですね!
外観がおしゃれで、RC造に比べて施工性もよいため、ここ近年軽量鉄骨のお部屋は大変増えました。
工期が短く、慣れてしまえば複雑な技術など必要なく、比較的簡単に組み立てができるため、工事費も抑えることができます。
結果、軽量鉄骨の賃貸住宅は、所有者であるオーナーさんにかかる費用も抑えて建設できるので採用されやすいです。
しかし、問題は入居してから。
とにかく音が響きます!
共用廊下、共用階段を歩く音、話し声や生活音などなど・・・。
びっくりするぐらい響きます。
何故こんなに響いてしまうかというと、
軽量鉄骨というのは、言わば骨だけで組み立てているので、面で見たときにスカスカなんですね!
壁は、骨組みの枠にボードが一枚もしくは、2枚張ってあるだけなんですね!
つまりお隣さんとは、ボードだけで遮っているだけなんです。
ちなみに壁のボードって、その地域によって変わるのですが、大体12.5mmの石膏ボード1枚になります。
これが石膏ボードです↑
それを両面に張っているだけです。中は基本空洞です。
お隣さんとの境は、しっかりとした壁があるように見えますが、実際のところ、ボード2枚だけで隔てられているだけなんです。
しかも、ボードは別に遮音性があるわけではないので、まあ普通に響きますよね。
このように、壁が薄いとか壁が厚いとかの問題以前に、そもそも境の壁がボード2枚で隔ててある時点で音は簡単に響いちゃうんでよね・・。
自身では静かに生活しているつもりでも、ドアを開ける音やテレビの音など、なんだかんだで響いている可能性が十分あるのです。
RC造のお部屋は響かない!?
5階以上のマンションになると、基本的に構造上RC造になります。
RC造とは、鉄筋コンクリート造のことです。
軽量鉄骨造、鉄骨造に比べて、工程に時間がかかり、品質管理も重要となり、費用もかかります。
RC造は、時間も費用も掛かりますが、大きい建物を建築するうえで、構造や耐火など観点から基本的にはRC造が採用されます。
さてさて、ここで皆さんが思うのは、RC造のお部屋であれば音が響かないし、音問題については安心だよね~
というもの。
実はRC造だからと言って一概には言えないんです!
これは、お部屋探しのプロである不動産会社の人や、木造しか携わったことのない現場監督ですら勘違いしている人がいます!
実はRC造のお部屋でも、注意したほうがいいんです!
RC造でも壁はスカスカ?
RC造を想像すると、お部屋すべてをコンクリートで覆われていると考える方が多いのですが、実際は違います。
もっと細かい話をすると、RC造の建物が
壁構造なのか(枠組壁工法)、
ラーメン構造なのか(軸組工法)
というのでまた変わってきます。
ここを掘り下げちゃうと、話が長くなっちゃうので一旦スルーします。
多くの場合は、ラーメン構造と言われる柱と梁で構成する構造です。
RC造の場合は、コンクリートの壁となる部分は、構造上重要な壁となる箇所のみ。
逆を言い返すと、構造上重要な壁でなければ別にコンクリートの壁である必要がないわけなんですね!
ちなみに構造上重要となる壁のわかりやすいところは、外壁などです。
室内側では、構造上重要となる壁をコンクリートで作りますが、住戸と住戸の間をすべてコンクリートの壁に仕切っているわけではないんです!
つまりRC造の建物でも、コンクリートの壁でない限り、ボードで仕切っていることがほとんどで、簡単に音が漏れちゃうんですね。
ちなみに、RC造に携わったことがある人は皆知っています。
が、木造にしか携わっていない人や不動産の人だと、RC造の壁はすべてコンクリートだから音響かない!
と思っている人が本当に多いので注意してください。
どうしたら音が漏れない!?
今お話ししたように、RC造でも音が漏れる可能性が十分あり得ます。
では、どうしたら音が漏れないようなお部屋になるのか?
一番手っ取り早いのは、本棚とかを置いちゃうことですね。
単純に壁に障害物を増やして、音が漏れないようにすることです。
他にも、効果的なものとしては、穴空きのパンチングボードを張ったりすると通常の板などを張るより遮音効果があります
これは、カラオケやスタジオの壁などにも使われており、吸音してくれる効果があります。
ただ、パンチングボードって無機質ですからね・・。
かわいいお部屋にしたい方には、あまり向いていないかもしれません。
最近では、防音パネルといった感じで、素人でも簡単に張れておしゃれなお部屋も作れるので注目されている商品ですね!
全面に張るのは、費用も手間もかかってしまいますが、部分的に張るだけでも効果は発揮されます。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、賃貸住宅の壁の仕組みについて、どういう建物が響きやすく、どのように対策を練ればよいか
というテーマでお話しさせていただきました!
専門的な部分を認識しておらず、意外と間違った認識している方も多いので注意が必要です!
床に関する音の問題はまた別記事にて上げたいと思います!
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営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?
本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。
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