不動産購入をし、リノベーションをするお客さんにリノベの見積書を提出した時、不動産仲介の営業マンから、LDKの1面のクロスの張替は、数千円程度でできます!と言われたのですが・・。と伝えられました。
その営業マンを呼び出し、お客さんと一緒に説教したことがあります・・。
どーも、Ponchaです(‘ω’)
ここ近年、中古住宅を購入し、リノベーションをする方が大変増え、
不動産会社もリノベーションありきで物件を探すことが増えました。
住宅購入する時のバリエーションが増えて大変いいことなのですが、実際の現場ではちょこちょこトラブルが起きています。
リノベーションありきで、中古住宅購入をした際、
・リノベーション費用が打合せより高い!
・不動産営業マンの言っているリノベ費用が実際と乖離している
・聞いてない追加工事がいっぱい発生した
といった感じで
住宅購入時に不動産営業マンから聞いていたリノベーション費用と、実際のリノベーション費用が違う!
ということが問題が発生しています!
ということで今回は、
不動産営業マンが伝えるリフォーム費用にはご注意を
というテーマでお話ししたいと思います!
住宅購入を検討している人は、まず住宅のプロである不動産会社の営業マンがどのくらいリノベーション知識を持っているかを認識したい方がいいですね!
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近年は大変多くの情報に溢れています。
相談する場所はいっぱいありますが、いきつくところポジショントークになってしまうことがほとんど。
営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?
本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。
リフォームや新築・不動産など、住宅に関わったプロの第三者の目で、初歩的な内容から専門的な内容までご相談のっております。
建築工事・設計といった建設業の内容から、お部屋探し・不動産購入といった不動産業の内容まで幅広く扱っております。
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不動産会社の営業マンは不動産の知識以外知らない?
不動産会社の営業マンは、住宅のプロだし、住宅に関する知識を網羅している!
と思っている方、実は多いのではないでしょうか?
先ずその概念を一度取っ払った方がいいですね!
・・・な、なんと!
と思った方も多いのではないでしょうか?
というのも、不動産会社の営業マンというのは、不動産の取引や物件選びをするプロであり、その他の住宅に関する専門知識を持っている人というのは、結構少ないです!
例えば、
・住宅ローン控除・固定資産税などの税金の計算について
・住宅の構造について
・リノベーションについて
といった内容は、不動産購入をする上で、大変重要なポイントです!
だから、住宅のプロである不動産営業マンは知っていて当然でしょう?
と思う方も多いのですが、ところがどっこい!
上記内容をちゃんと理解できている人って、マジで少ない・・。
住宅取引をする上では必要な知識ですが、その分野分野で知識が深すぎる為、別途専門家がいます。
・住宅ローン控除・固定資産税の計算 → 税理士
・住宅の構造 → 建築士
・リノベーションについて → リフォーム会社
といった感じです。
住宅に関する内容ですが、分野が若干異なるんですね!
ちなみに、逆も同様です。
住宅の構造がわかる建築士には、不動産取引や物件探しはできません。
リフォーム会社さんも、リノベーションに関する知識はあっても、不動産に関する知識はあまりありません。
このように、同じ不動産に関する知識でも、専門分野が異なるんですね!
私も新築の現場監督→リフォーム営業→不動産
といった感じで見てきましたが、皆さんが思っている以上に、似た分野でも自分の業種以外の知識がない方は本当に多いです!
お寿司屋さんにフランス料理を作って!
ワインのソムリエに和食を作って!
と言っている感じです!
同じ飲食でも、分野が違いますよね!
同様で不動産会社の営業マンだからと言って、住宅についてなんでも知っているわけじゃないんですね・・
まあ、本当は基礎知識ぐらいはつけたほうがいいよね~って、個人的には思っています・・。
不動産会社とお客さんとのリノベ費用の相違
今お話ししたように、不動産会社の営業マンというのは、住宅に関する知識は完ぺきではありません。
特にトラブルが多いのがリノベーション費用。
不動産会社の営業マンの多くは、リノベーション費用をわかっていません。
そのため、物件探しをしつつ、リノベーションの提案をすると
・不動産営業の方から伝えられていたリノベーション費用と違う
・追加工事がめっちゃ発生した
というケースが多々あります。
不動産営業の担当者さんも、過去の経験からざっくりのリノベ費用はわかりますが、結構適当な金額だったりします。
まあ、多くの営業マンはトラブルを避ける為、高めに伝えることがほとんどです。
キッチンの交換などでは、平均的には90万~130万程度が一般的です
※仕様やメーカー、大きさ、オプションで全然異なりますが・・。
ですが、トラブルを避ける為、
『キッチンの交換は大体200万~250万ですね~』
と伝える営業マンがちらほらいるんですね・・。
さすがに、ざっくりとはいえそんな相場度外視の金額を提示したら、プランも考え直す必要がありますね・・。
普通に考えて、キッチン交換にこれだけの費用が掛かるとなると、そもそもキッチン交換をしよう!
という気にはならないですよね。
追加費用や施工方法について理解していない
今お話ししたリノベーション費用の概算のお話というのは、トラブルを避ける為に多めに伝えておき、実際はもう少し安かった!
という感じ納まることが多く、とりあえず大きなトラブルにはつながりません。
ではどういったトラブルが良く起きるのか?
それは追加工事です!
例えば、
コンセントの移設!
造作間仕切り壁に設置してあるコンセントを2m横に移設したい!
という要望があった場合、
まず、移設ができるか、できないかの判断になります。
基本的には、コンクリートに埋め込まれているという特別な場合を除いて、移設は普通にできます!
これについては、ほとんどの不動産会社の営業マンも答えることができます!
しかし、問題はどうやって移設するのかを理解していないということ。
多くの方が、横に配線引っ張って移設するだけでしょ?
と思うのではないでしょうか?
実はそんな簡単なお話ではありません。
間仕切り壁には、
間柱という軽量鉄骨や木材が縦に455~900㎜の間隔で入っています。
配線を横に横断させるとなると、その間柱に穴をあけて通さないといけません。
しかし、ボードが貼ってあるため、穴を通すことができません。
では、どうするか?
配線が通っている天井、もしくは床下から配置したい箇所まで配線を持っていき、
天井から配線を落とす、もしくは、床下から配線を上げる
といった感じで移設を行うんです。
実は地味に結構大変。
天井や床に配線を引っ張る為の穴なんてあけられないですからね・・。
ダウンライトの穴などを利用しながら通したりします!
※最悪の場合は、点検口を設けて通すこともあります。
コンセントを2m横に移設と聞くと、簡単にできそうな感じがしますが、結構大変なんです。
ですが、不動産営業マンは、どのような方法でコンセントを移設するかを理解していない為、安易に
『全然移設できますよ、電気屋さんが入るタイミングでサービスでやってもらいましょう』
と伝えている方が結構多いんです!
悪気は全然ないのですけどね・・。
リフォーム会社の営業マンでも同じこと言う人がいるぐらいですからね。
実際どうやって工事しているのかを聞くと、サービスでできるような内容じゃないんですよね・・。
このように、簡単そうに見える作業でも、実は地味にめんどくさい場合が多いです。
私も仕事柄、一般お客さんから
不動産営業の方から、数千円程度の追加工事をお願いしたが、数万円も請求されたのですがおかしくないですか?
という問い合わせをいただきます。
内容を確認すると、そもそも数千円程度でできるような追加工事じゃない。
という場合がほとんど・・。
分野が違うが故に
どの工事がどんな作業を行い、それにはいくらかかるか?
を理解していないんですよね・・。
結果、リノベーション会社の担当者と打ち合わせをした際、聞いていた金額と違う!
となりやすいんです。
作業一つ一つにお金がかかる
『ちょっとした作業であれば、サービスでやってもらえますよ!』
という営業マンが結構いるのですが、決してそんな甘い世界ではありません。
どの現場でもあるあるなのが、
『造作工事をする流れで、大工さんにこの壁に棚を一つサービスでつけてもらいましょう!』
と感じの内容。
確かに、小さい棚を一つ取り付けるのは、大工さんからすると簡単にできちゃいます。
しかし、棚を一つ設置するのでも、下地を作り、棚を付けなければいけません。
下地材の費用も掛かりますし、作業手間もかかります。
さらに、設置した以上、不具合が起きれば手直しをしなければいけません。
サービスでつけたからと言って、壊れても知りません!
というわけにいきません。
たとえどんなに簡単な作業とはいえ、費用も手間もかかるうえ、責任も課されます。
職人さんはそういったことを理解している為、基本的にはサービスではやりたがらないんですね。
営業マンの
・サービスでやってもらいましょう!
・それぐらいであれば費用は少額で済みますよ!
という言葉には、気を付けた方が良いと言えます。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は、
不動産営業マンとリフォーム費用の相違にご注意
というテーマでお話しさせていただきました。
不動産会社の営業マンは、物件探しのプロですが、リノベーションのプロではありません。
リフォーム、リノベーションの費用の話が出た場合は、ちゃんとリノベーション会社に確認してもらうようにしましょう。
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営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?
本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。
リフォームや新築・不動産など、住宅に関わったプロの第三者の目で、初歩的な内容から専門的な内容までご相談のっております。
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