断熱スカスカの家に住んでから、断熱ゴリゴリの住宅を体験すると、世界が変わったレベルで衝撃を受けます・・・。
どーも、Ponchaです(‘ω’)
不動産・リフォームの現場にいると、
日本の住宅技術って世界トップクラスなのに
なぜ断熱は弱いって言われるの?
という疑問をめちゃくちゃ聞かれます!
これには日本の特性や建築業界・不動産業界の裏の事情が絡んでいます!
ということで今回は、
日本の住宅性能は低い?世界と比較して分かる断熱・耐久・建て替えが早い理由
というテーマで、わかりやすくまとめます。
日本の住宅は
耐震・施工精度は強いと言われていますが、
一方で断熱は、最低レベル!
何故こういうことが起きているのか?
その辺について解説したいと思います!
ちなみに今日の記事はかなりマニアックな内容ですが
住宅性能や世界との住宅性能ってどうなっているのか?
気になっている方には、とても参考になるかと思います!
その他の関連記事はこちら
それ、本当に囲い込み?不動産売却で疑う前に見るべきポイント(REINS・反響・案内元)
不動産売却の媒介契約はどれが正解?失敗しない一般・専任・専属専任の選び方
フルリノベの「スケルトン」とは?費用・工期・メリット/デメリットをプロが解説
フルリノベで物件は高く早く売れるのか?再販業者と個人売主の違いと現実
リノベーション済物件と自分でリノベ、どっちがお得?費用・自由度・注意点を解説!
★住まいに関するお悩み、無料で相談できます!★
近年情報にあふれています!
どの業界では営業トークが多く、正しい情報を見極めるのが難しいです・・。
💡 こんなご相談を受け付けています!
✔ 賃貸のお部屋探しを手伝ってほしい
✔ 購入物件の探し方や資金計画を知りたい
✔ 物件探しのコンサルを受けたい
✔ この物件を買って大丈夫?第三者の意見を聞きたい
✔ リフォームの見積もりが適正かチェックしたい
✔ リフォームのプランを考えながら物件を探したい
営業は一切なしで
無料かつ匿名OKです!
まずは気兼ねなく、お問い合わせフォームもしくはLINEより
ご連絡いただければと思います!
また、気軽にLINEにてやり取りしたい方は、下記より簡単に登録できます!
LINE公式アカウント:ID検索は⇒@ 549ktzrsでponcha.j
下記よりも登録できます(‘ω’)
目次
「耐用年数が短い=家がすぐ壊れる」ではない
まず前提として、
日本でよく言われる
「耐用年数」
というものがあります!
耐用年数とは、
ひとことで言うと
その建物をどれくらいの期間、資産として使える(価値がある)とみなすか
という年数です。
税務上(減価償却)のルール
として使われることも多く、
物理的に住めなくなる寿命
とは別物です!
ちなみに、下記が各構造の耐用年数になります!
木造(木造・合成樹脂造) 22年 「店舗用・住宅用」
鉄骨造 19年/27年/34年 骨格材の肉厚で分かれる:3mm以下=19年、3mm超4mm以下=27年、4mm超=34年(店舗用・住宅用)
RC造(鉄筋コンクリート造) 47年
SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造) 47年
となっています!
耐用年数が過ぎたからと言って、建て替え!
というわけではないのでご注意を!
とはいえ、
RC造のマンションは、なかなか建て替えということは起きづらいですが、
木造の戸建ては、比較的建て替えが時期が早く、築40年ぐらいを超えてくると
建て替えありきで売却する方も増えてきます!
建物自体はまだ行けそうな気がしますが、
なぜ木造の戸建て住宅は建て替えが多いのでしょうか?
ポイントは
「物理寿命より、経済寿命が先に来る」
という点です!
経済寿命が先に来る理由として
・中古市場で、築年数が進むほど建物価値が評価されにくい
・「古い家=不安」という心理が働きやすい(地震国の背景)
・直すより建て替えの方が売りやすい/分かりやすい構造が長く続いた
近年ようやく、
新築主義、スクラップビルドの考え方
↓
リノベーションを駆使したストックマーケット
に舵が切られました!
日本で建て替えが早くなりやすい理由(ざっくり7つ)
一昔前まで、建て替えが頻繁に行われていました。
リノベーションが普及した現在でも、
リノベーションだけではまかないきれず、
結局建て替えたほうが早いし、価格も変わらない!
ということもあります!
実際に日本で建て替えが早くなりやすい理由は
下記のとおりです!
① 中古住宅が「性能」で値付けされにくかった
② 「新築=安心」の価値が強かった
③ 法改正・基準改定のたびに性能差が見えやすい
④ メンテナンス投資より「建て替え」が合理化されやすい
⑤ 見えない性能は売りにくい(断熱・気密・熱橋処理)
⑥ 多湿の国は、やり方を間違えると結露・カビ事故が出やすい
⑦ 木造だから短命
日本の建築技術は世界でもトップレベルです!
当然住宅性能が低いのもありますが、
一昔前までは、
単に住宅技術が低いから、木造戸建ては短命!
というだけでなく、
市場が求めている需要(新築至上主義)
新築に対しての制度の優遇
という感じで、
長寿命化よりスクラップ&ビルドに寄っていた
という話なんですね・・。
断熱性能が世界より弱く見える理由
建て替えって結局は、市場が新築を求めているから?
って感じで説明しちゃいましたが、
実際はそれだけではありません!
新築至上主義だったとしても、
世界トップレベルの建築技術を持つ日本であれば、
耐用年数をこえる住宅だってきっと作れるはずです!
が、なぜか
日本の住宅って、世界の住宅と比べたときに
住宅性能って決して高いほうじゃないんです・・・。
確かに、耐震や施工精度が強いです!
が、
断熱
気密
が弱い(またはバラつく)
と言われています。
その理由として、
断熱が伸びにくかった“構造的な理由
・長年、最低基準が相対的に緩くても家が成立してきた
・日本は部分暖房(部屋ごと運用)が多く、断熱の価値が体感されにくい
・建売は価格勝負なので、見えない性能が削られやすい
・高断熱化は換気・防湿・施工品質までセットでやらないと事故る(=保守的になりやすい)
という感じで、
見えない性能を売りに出しても理解されにくいうえに、そして価格も高い
それよりも、
見えない性能を削って、安くてそれなりにおしゃれな住宅
というほうが圧倒的に需要があったからなんですね!
格安の建売住宅の断熱や気密性は、
本当にやばいんですよね〜・・。
ただ、やっと世界で動き出した脱炭素を掲げた政策のお陰で
日本も制度面が大きく変わりました!
というのも、
2025年4月から原則として
新築住宅は省エネ基準適合が義務化
となりました
内容は結構マニアックになるので、別の機会で!
気になる方は、下記の国土交通省が出している記事を参考にどうぞ!
国土交通省:建築物省エネ法 改正関連(省エネ基準適合義務化)
世界と比べて断熱はどう?(比較の注意点あり)
先程、日本の住宅の断熱性能は低い!
というお伝えしましたが
世界と比べて、実際どのような違いがあるのでしょうか?
一応念のためお伝えしておくと
断熱性能の評価指標というのは、国によっても多少異なります!
そのため、数値だけを当てはめて、完全横並びで比較はできないです!
ただ、それを差し引いても、
日本の最低ライン(等級4相当)というのは、
欧州の標準より緩い!
という評価になります!
日本:断熱等性能等級(UA値)の目安
ここからだいぶマニアックなお話になってくるので、
頑張ってついてきてください!
断熱等性能等級(4〜7)は
UA値
を目安で整理されています。
UA地とは何か?
UA値は、外皮平均熱貫流率です!
全然意味わからないですよね?
すっごい簡単に言うと
家の「熱の逃げやすさ」=断熱の弱さ/強さ
ということです!
数値が低いほど、断熱性能は良いということになります!
ちなみにこの断熱性能の基準となるUA値は
地域によって異なります!
沖縄のような温かい地域と
北海道のような寒い地域を
同じ断熱性能の基準で考えてしまうと、
過度な断熱性能な住宅になってしまうからです!
例えば、
北海道のような寒い地域基準で断熱性能を統一すると、
沖縄で住宅を作る際、無駄に断熱性能が高い、
建築コストだけ係る住宅になってしまうからです!
そのため地域ごとにその基準がわかれています!
例えば、首都圏である関東などは
地域区分6
となります!
・等級4(省エネ基準相当):UA 0.87
・等級5(ZEH水準相当):UA 0.60
・等級6:UA 0.46
・等級7:UA 0.26
UA値についてもう少し詳しく知りたい方は下記の記事も参考にどうぞ!は
断熱等級4が義務化 既存の建物が既存不適格の建物に?~断熱性能の関心って低い?~
ヨーロッパの基準は日本の基準を遥かに上回る
ヨーロッパの断熱の基準は、
日本の断熱基準を遥かに上回っています。
にほんの寒冷地で一番基準が厳しい
札幌(地域区分1)
-
等級4:UA 0.46以下
-
等級5:UA 0.40以下
-
等級6:UA 0.28以下
-
等級7:UA 0.20以下
となっています!
比べてイギリスの基準をUA値に置き換えると
UA 値 大体0.18〜0.25前後で、
その差は歴然です・・。
ちなみに、米国の寒冷地で比較をすると、
UA 値0.34〜0.42前後
米国のほうが性能がいいんですよね・・。
国によって異なった数値なので、一概には言えませんが、
そレを差し引いても、建築技術世界トップクラスの住宅だとおもえないですよね・・。
日本の四季は特殊で難しい気候!?
日本の断熱性能は低い!
と言いたい放題いっていますが、
ただただ断熱を壁に敷き詰めればいいじゃん!
とできないのが、日本の気候なんです・・。
日本の気候というのは、世界を見てもかなり特殊です!
まず四季が存在します!
そしてさらに、厄介なのが、
夏は、暑いくて、湿度が高い
冬は、寒くて、湿度が低い
という気候であること!
何が厄介かというと、
冬場の断熱性能を上げる場合、壁等に多くの断熱材を入れます!
ここまでは良いのですが、問題はここから!
夏になると、今度は部屋の熱を逃がす仕組みを作らなければいけません!
冬が寒いから!
といって断熱材をただ敷き詰めたら、夏は蒸し風呂状態になってしまいます。
しかも、夏は雨が多く、湿度が高いため、壁内の湿気を外部に逃がすような仕組みにしておかないと、
壁の中でカビが発生し、断熱材がちゃんと機能しなくなります!
(壁内結露といいます)
夏の場合には、
・外部からの水蒸気が入らないようにしつつ、
・外気を循環させつつ
・室内の湿気が壁内に入らないようにしつつ
・熱を逃がす
という仕組みを編み出し、
-
外壁材(サイディング等)
-
通気層(rainscreen):雨の侵入・湿気を外へ排出
-
透湿防水シート(WRB):雨止め+透湿
-
構造用面材(合板/OSB等)
-
柱間断熱(グラスウール/ロックウール/セルロース等)
-
防湿・気密層(できれば“可変透湿”)
このような順番で外壁周りを仕上げることで、
冬場のために、断熱材を多く用いても、
夏場はうまく外気を取り入れつつ、壁内結露を軽減する
といった住宅に仕上がりました!
いやーすごいですね!
日本の技術はすごい!
ただ、米国や欧米のような基準の断熱性能で、住宅を仕上げとなると、
どうしてもコストがかかってきます!
しかも、住宅営業マンが
この家ってちょっと価格は高いですが、
断熱性能が優れているので、
暖房や冷房の効き目がいいんですよー!
と説明されたところで、違いを比較できず、
お客さんとしてもいまいちピンとこないんですね・・・。
その結果、
断熱に関して細かい基準はないし、
最低限守われていれば大丈夫だよね!
ってことで、断熱性能がわるい建売が横行しちゃったんですよね・・。
建売の断熱が弱く見えやすいのは「意識」より「構造」
日本の建売住宅は
正直かなり断熱性能が低いです。
いまご説明した内容に合わせて、
建売が悪い、というより、
ビジネスモデル上こうなりがちです。
・価格競争が激しい
・設備や見た目は売れる(分かりやすい)
・断熱・気密は見えない(売りにくい)
・気密は施工で差が出る(現場管理が必要)
ただ今後は、徐々に断熱性のが高い住宅の価値に焦点が向けられ
「断熱等級」
「UA値」
「窓性能」
「換気・パッシブデザインの設計思想」
をしっかり検討しているか?
といった住宅が価値を見出す可能性は高いです!
まとめ
いかがでしょうか?
今回は、
日本の住宅性能は低い?世界と比較して分かる断熱・耐久・建て替えが早い理由
というテーマでお話をさせていただきました!
耐震・施工精度は強いけど、
断熱・気密は長年「制度・市場・住まい方」で伸びにくかった
というのが日本の住宅の歴史です!
ただし、ここにきてやっと
省エネ基準の義務化などで、底上げフェーズに入ってきています!
徐々にZEH住宅等も増えてきており、
「日本=低性能」
という時代が徐々に改善しつつありますね!
今後はお客さん自身でも
“性能のバラつき”を見抜いて選ぶ時代
になってきているとも言えます!
その他の関連記事はこちら
それ、本当に囲い込み?不動産売却で疑う前に見るべきポイント(REINS・反響・案内元)
不動産売却の媒介契約はどれが正解?失敗しない一般・専任・専属専任の選び方
フルリノベの「スケルトン」とは?費用・工期・メリット/デメリットをプロが解説
フルリノベで物件は高く早く売れるのか?再販業者と個人売主の違いと現実
リノベーション済物件と自分でリノベ、どっちがお得?費用・自由度・注意点を解説!
★住まいに関するお悩み、無料で相談できます!★
近年情報にあふれています!
どの業界では営業トークが多く、正しい情報を見極めるのが難しいです・・。
💡 こんなご相談を受け付けています!
✔ 賃貸のお部屋探しを手伝ってほしい
✔ 購入物件の探し方や資金計画を知りたい
✔ 物件探しのコンサルを受けたい
✔ この物件を買って大丈夫?第三者の意見を聞きたい
✔ リフォームの見積もりが適正かチェックしたい
✔ リフォームのプランを考えながら物件を探したい
営業は一切なしで
無料かつ匿名OKです!
まずは気兼ねなく、お問い合わせフォームもしくはLINEより
ご連絡いただければと思います!
また、気軽にLINEにてやり取りしたい方は、下記より簡単に登録できます!
LINE公式アカウント:ID検索は⇒@ 549ktzrsでponcha.j
下記よりも登録できます(‘ω’)
ではでは(‘ω’)ノ
