昔、お部屋を内見した際に、お客さんにリノベーションについて質問され、一つ一つ答えていたら、いつの間にかリノベーション講義になってしまい、一つのお部屋で半日潰したことがあります。上司にめっちゃ怒られました・・。
どーも、Ponchaです(‘ω’)
ここ近年、中古物件を買い取り、リノベーションをして、付加価値を付けて再度売りに出す、いわゆる再販物件が非常に増えました。
リノベーションを視野に入れて、中古物件を探す買主さんにとっては、こういった再販物件であるリノベーション済の物件は、魅力的です!
でもここで気になるのは、リノベーション済物件の内装や設備のスペックってどのくらいのものを使用しているのか?
というもの。
賃貸物件とは違い、自身で高い金を出して購入する以上、それなりのスペックはほしいですよね!
ということで本日は、
リノベーション済の物件の内装・設備のスペックってどのくらい?
というテーマでお話ししたいと思います。
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目次
内装・設備のスペックを不動産会社は実はあまり理解していない
本題のお話をする前にちょこっとだけ。
リノベーション済物件の設備・内装のスペックを確認する際、皆さんは恐らく、案内をしてもらっている不動産仲介会社の担当者に聞くかと思います。
でも、ちょっと待ってくださいね!
不動産会社の方は不動産のプロで合っても、リノベーションや内装・設備のプロではありません。
現在のお部屋の内装、設備の仕上げ表を見て、
この設備は、○○メーカーの中級クラスの製品です!
なーんて説明できる人は、ほとんどいません。
下手すると、リノベーションを行った買取再販業者の担当者ですらわかっていない場合もあります。
またの機会で話そうと思いますが、
住宅に携わっているからと言って、建物のすべてを理解している人って本当にごく僅かなんです。
建築のプロの方が不動産売買の流れをあまり理解していないのと同様に、
不動産のプロは、建築・リフォームについて理解していない人がほとんどです。
一見似ているような業種に見えて実は全然異なるんですよね・・。
要は、大工さんに電気工事をやってください!といっているようなイメージです。
聞いたところで曖昧な答えや間違った答えになることが多いので、仕上げ表から自身で調べるのが良いのですが、正直理解できないと思います・・。
もし、気になる方がいたらお問い合わせください!
リノベーション済物件の内装の仕様は、一般的な仕様
自身で頑張って確認してね~で終了してしまったら、この記事の意味がなくなってしまうので、ちゃんとご説明します。
立地や間取りによっても異なりますが、リノベーション済の再販物件で、一般的に多く使用されているスペックについてお話いたします!
一般の方というと、ちょっとどれが一般?って話になってしまいますが、その辺をちょっと空気をよんでいただき、
・富裕層のようにハイスペックを求めるリノベーションでもなく、
・賃貸のように使用するうえでは問題がない、賃貸用スペックでもない
その中間ぐらいの一般的な標準スペックの内装・設備を使用しているのが、リノベーション済物件の標準仕様です。
内装の仕上げ材のスペック
内装の仕上げスペックについては、先ほどお話ししたように、皆さんがリフォームをする際に提示されるような内装材と同じです。
壁紙でいえば、量産クロス、
フローリングでいえば、塩ビタイル
といったレベルです。
アクセントクロスがある場合、そのアクセントクロスは量産クロスではなく、ワンランク上のクロスを使用することが多いです。
高いスペックの材料は基本使用していませんが、安すぎるといった仕様ではありません。
あくまで、一般的なレベルの仕様で仕上げています。
また、カーテンレースは標準の仕様でついていることが多いです。
シーリングライトもつけていることが多いですが、物件によってはついていない場合もあります。
ただ、高級志向の方からすると、リノベーション済の物件の内装はチープに見えてしまうかもしれません。
また、立地や築年数、その建物のもともとの仕様によっては、建物の雰囲気に合わせて、少し背伸びをした材料を使用することがあります。
設備の仕様は、標準仕様以上のものを入れている
設備についても、基本は皆さんがリフォームをする際に使用する標準仕様のスペックの設備を使用することが多いです。
安すぎる設備を設置することは基本ありません。
というのも、賃貸住宅のようなスペックの設備を設置してしまうと、せっかくリノベーションして綺麗にしたのに、一気に安っぽさが出てしまうからです。
設備は最低ラインで一般仕様、そこにプラスアルファのオプションを入れていることがほとんどです。
今では下記の内容の設備が標準仕様で設置されています。
・ウォシュレット一体型トイレ(タンクレスは正直少ない)
・シャワー付き洗面化粧台(基本三面鏡のキャビネットが多い)
・追い炊き・浴室暖房乾燥機付き ユニットバス
・浄水器一体型・グリル付きガラストップコンロのキッチン
この辺は1LDKぐらいで床面積が45㎡サイズ以上であれば、
標準の仕様としてついてくることが多いです。
後ほど詳しく説明しますが、間取りや床面積によって設備のオプションが追加されます。
間取りと床面積でスペックは異なる
先ほど説明したように設備のスペックやオプションは、間取り・床面積で異なります。
というのも
・1LDKで50㎡以下ぐらい
・2LDK・50㎡以上
この辺で設備の仕様が若干異なります。
これは、
ファミリータイプなのか、
単身もしくは二人入居なのか
というお部屋のサイズです。
ファイミリータイプになると、キッチンには食洗器がついていることが多いです。
また1LDKでもリビングにエアコンがついている場合と、ついていない場合がありますが、ファミリータイプの場合は、ほぼほぼついています。
大きい間取りになるほど付加価値を付けることが多い
今お話したように、ファミリータイプのような大きい間取りになると、設備などで付加価値を付けることが多いです。
それ以外にも間取りを工夫して、他とちょっと違うような付加価値を付けることが多いです。
サイズが大きくなると、その分間取りの自由度が増すので、作りやすいというのもありますね。
代表的なのは、ウォークスルークローゼットですね。
大きいクローゼットのスペースの2面に扉を付けて、通路としても使えるクローゼットスペースです。
他にも、リモートワークが増えたことから、ちょっとしたワーキングスペースを間取りに取り入れるようにもなりました。
仕上げ材でいうと、玄関やトイレ、洗面所にエコカラットを張っている物件もよく見かけます。
小さい間取りになるとスペックが落ちる
床面積が30㎡~40㎡ぐらいになると、配置の問題から必然的にスペックが落ちます。
小さいお部屋になると、パズルのように設備配置を考える必要があります。
また、設備は小さいサイズの標準仕様っていうのが実はあまりないんです。
小さいサイズになると、賃貸仕様になってしまうことが多いです。
そこをどうにかこうにか賃貸っぽく見せない工夫が必要となります。
床面積が大きいリノベーションより、床面積が小さいリノベーションの方が難しく、知識と技術が必要になります。
30~40㎡のリノベーション済物件を購入する際は、内装や設備のスペックにあまりこだわれないと思った方が良いです。
もし、どうしてもこだわったお部屋にしたい場合は、リノベーションされていない物件を購入して、自身でリノベーションを行うほうが良いですね。
あまり気づかれないところは、機能より見た目重視
リノベーション済の物件を見たときに、大体の方は機能性よりまず見た目を気にします。
そのため、設備などの機能については最低限のスペックにして見た目が悪くならないように商品を選定していることが多いです。
わかりやすいところでいうと、レンジフードが挙げられます。
今では簡単に取り外しができ、お掃除が簡単にできるタイプのものが普及しています。
ただ、レンジフードの機能をわざわざ確認する人は正直あまりいません。
新しいキッチンを見たとき、食洗器がついてる、コンロが3口、浄水器付きの水栓といった部分を見る方がほとんどです。
レンジフードについては、なじんでいてスマートなレンジフードだなー
程度しか感じていません。
良い機能のレンジフードを設置したところで、ちゃんとアピールできる人がいないというのが正直なところです。
取り外し方を知らない担当者もいるぐらいですからね!
まとめ
いかがしょうか?
今回は、リノベーション済物件のスペックってどのくらい?
というテーマでお話しさせていただきました!
リノベーション済の物件の仕上げは安物ばかり!
という方がいますが、決してそんなことはなくて、一般仕様かオプションによっては、標準より高い仕様のものを使用しています。
ただ、高級志向の方からするとチープに見えてしまうとは思います。
かといって同じような内容を自身でリノベーションをするとなると、その金額にびっくりすると思います。
いい商品って高いんですよね(笑)
また別の機会で、リノベーション済物件と自身でリノベーションした場合の金額の差についてお話ししたいと思います!
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相談する場所はいっぱいありますが、結局のところ自社で依頼してもらう為の集客方法に過ぎません。
不動産、リフォームや新築などご不明点やわからない箇所がわからないなど、初歩的なところからプロの方までご相談のっております。
プロの第3者の目によるご相談を受け付けております。
おかげさまで、大変多くのご依頼有難うございます!
また、不動産に関するお話しやお部屋探しについてものお問い合わせも受け付けております!
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