小学生の頃、画家に憧れてクレヨンで家のクロス一面に絵を描いたことがあります。
親にバチクソ怒られました・・。
どーも、ponchaです(‘ω’)
よく下記のような質問を受けます。
・賃貸住宅に住んでいて自身で勝手に修繕やリフォームしても大丈夫ですか?
・設備が壊れたので自分で直しても良いですか?
賃貸住宅に住まれている方であれば一度は上記のようなことは思ったことはあるのでしょうか?
ということで、賃貸住宅の内装や設備って自分でリフォームしてもいいの?
というテーマでお話ししたいと思います。
もう少し深堀したいマニアックの方はこちらをどうぞ!
賃貸住宅の不具合を自分で直しても良い?~緊急時の修繕費用ってどうなる~
ちなみに、関連記事はこちらになります。
退去する時の原状回復って?~原状回復ってどこまでを負担しないといけない!?~
賃貸の退去時にかかる原状回復の費用~長く入居した方が良い?減価償却って!?~
不動産購入にかかる諸経費って?~物件価格以外にも意外と費用が掛かる~
こどもみらい住宅支援事業の補助金でリフォーム~2022年リフォーム補助金~
リフォームをする際、相見積もりしたほうが良い?~複数の見積を取るメリットって?~
近年は大変多くの情報に溢れています。
相談する場所はいっぱいありますが、いきつくところポジショントークになってしまうことがほとんど。
営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?
本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。
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目次
賃貸住宅って勝手にリフォームや修繕しても良い!?
冒頭でご説明しました、賃貸住宅に住んでいてDIY感覚で勝手にリフォームをしたり、修繕をしたりしても良いのか?
というご質問ですが、
結論から言うと原則NGです。
これで今回のテーマ終わっちゃいますね(笑)
なのでもう少し深堀をして、何でいけないのか?許可をもらえればいいのか?退去時に直せばいいのか?などお話ししたいと思います。
賃貸住宅を借主が勝手にリフォームはNG
賃貸住宅は、あくまで貸主であるオーナーや大家さんの所有物であるため、借主である契約者・入居者が勝手にリフォームなどをするのはNGとされています。
単純に貸主の所有物だからです。
例えば、友達に本などを貸して、その友達が気に入った文章に勝手にマーキングとかしたら困りますよね?
簡単に言うとそんな感じです。
室内がボロボロであっても、借りた側はあくまでそれを了承の上でお部屋を借りているため、汚いからと言って勝手にリフォームをすることはできません。
入居前に修繕箇所など事前に確認しておく
賃貸住宅に入居してから気になる個所を指摘しても、対応してくれるかどうかは内容によって異なります。
例えば、扉が閉まらないなどの不具合であれば生活に支障が出る為、入居後でも対応をしてもらえます。
しかし、ちょっと傷や隙間など生活に支障が出ないものの場合、入居後に対応してもらえないことが多いです。
そのため内見時にどこをどのようにリフォーム・修繕するのか確認しておいた方が良いです。
どうしても気になる個所がある場合は、入居前に対応してもらえるか確認を取ったほうがいいですね。
リフォーム費用が借主払いでもNG!?
通常不具合や劣化などによる修繕は貸主であるオーナーや大家さんが費用を負担して行います。
では、借主が自身が費用を出すということで、不具合や劣化を自身で修繕、もしくはリフォームしてもいいのか?
自分でお金出して修繕・リフォームするんだからOKでしょ?
と思う方も多いと思いますが、NGの場合が多いです。
お部屋も綺麗になるし費用も借主持ちだし、貸主としてもお金がかからないのに部屋がきれいになる!
まあ普通ラッキーと思いますよね?
実際はそんな単純なお話ではありません。
ちょっと極端な例ですが下記の場合で説明したいと思います。
壁紙の色が気に入らないので、借主である契約者・入居者さんが自身の費用で張替を行ったとします。
その後退去する時いくつか問題が発生します。
①退去後、壁紙の張替えを行わない場合
借主としては壁紙を張り替えて綺麗にしたので、退去後の壁紙の修繕はする必要がないと考えます。
その条件を貸主さんが飲んで張替えを行わず、新しい入居者さんを募集したとします。
しかし、前借主さんが変えた壁紙の色が微妙なため新しい入居者さんが決まらない。
となると張り替えた壁紙がいけない!とトラブルになる。
②退去後に壁紙の張替えを行う
①のように借主さんが選んだ壁紙のまま新しい入居さんを募集して、全然新しい入居者さんが決まらない!
となると困るので、退去後に壁紙の張替えを行ったとします。
その際、張替え費用は借主さんに請求します。
借主さんが壁紙を張り替えてしまったから、貸主さんからすると原状回復の費用ということだからです。
(借主さんが張り替える前の壁紙(入居時の壁紙)の減価償却にもよります)
借主が修繕・リフォームをする場合は貸主の許可が必要
上記のような内容についてはかなり極端な例です。
しかし実際にこういう事例があり、裁判にもなっています。
では、どのようにすればよいのか?
借主さんが何をするにも貸主であるオーナーや大家さんに承諾を得てから行う
ということが必要なんです。
先ほどの例で言うと許可なしに勝手に借主さんが修繕やリフォームをした!
ということで、基本責任が借主さん側にあるんです。
だからやる前に承諾さえ取っておけば何が起きても
『承諾してくれましたよね?』
といった感じで責任を貸主であるオーナーさんや大家さんに負わせることができるからです。
責任を負わせるというよりも、トラブルが起きた時の責任の所在をはっきりさせるという話ですね。
ちなみに貸主さんも馬鹿じゃないので、そういった借主さんからのお願いを承諾をしたら自身に非があるということをちゃんと理解しています。
なので貸主であるオーナーや大家さんは、借主さんが行うリフォームなどは簡単にはOKを出しくれないですね。
借主が古い設備を自費で交換してもOK?
先ほどの場合は内装をリフォームをするという例でお話ししました。
正直内装リフォームを借主さんががっつり行うことってあまり多くはないです。
がしかし、設備の場合は話は別です。
『お部屋の設備が古いので、エアコンを交換してもいいですか?』
上記のような問い合わせが入居する前、入居中に一番多いです。
いつのかわからないようなボロボロのエアコンだったら、自分でお金を払ってでも新しいエアコンにしたいですよね!
では、設備の交換についてはどうなのか?
これは、不動産管理会社や貸主であるオーナーさんや大家さんによって対応が異なります。
というのも、貸してたiphone8がiphone11になって返ってくるようなものなので、あえて文句を言う必要が無いんですね。
そのため、借主さんが自分でお金を払うのであれば新しい設備にしてもいいよと許可してくれる貸主さんもいます。
借主さんの自腹でも設備を交換させてもらえない場合とは?
古い設備がお金を掛けずに新しい設備に変わるのであれば、貸主さんとしてもラッキー!ってお話です。
しかし、借主さんが設備を自腹で交換したい!といってもNGな場合があります。
新しい設備になることで修繕費が高くなる、万が一壊れた時は、最終的に貸主であるオーナーさんや大家さん自身が負担しないといけない
という理由の場合です。
これまた少し極端ですがわかりやすい例で言うと、トイレの便座ですね。
何もない普通便座をウォシュレット便座に変える場合です。
誰がどう考えても普通便座より、ウォシュレット付便座の方がいいに決まっています。
しかし、そのウォシュレット付便座が壊れた場合、修繕費用は貸主であるオーナーさん、大家さんになります。
例えば、ウォシュレット付便座に交換した借主さんが退去し、新しい借主さんが入居したとします。
その後すぐにウォシュレット付便座が壊れたりすると、修理しないといけなくなり、貸主さんとしても納得は行かないわけなんですね。
賃貸経営をしているオーナーさんであれば余計修繕などの費用負担は、できる限りかけたくないですからね。
高い修繕費が発生してしまうグレードの高い設備を設置するぐらいなら、修繕費があまりかからない安い設備の方が良いと考える方も多いです。
上記のような内容で、トラブルになるのを嫌がる貸主さんは大体NGを出します。
結果、多少古くても壊れたら壊れたタイミングで交換や修繕するので、そのままにしておいてほしいという流れになるんですね。
全員が全員そういった方ばかりではないので、気になる場合は、一度相談してみると良いです。
原状回復をするのであればリフォームをしてもOK!?
どうしても現状のお部屋が気に入らないからリフォームしたい、設備を交換したいという方の為に抜け道をご紹介します。
それは単純にリフォームや修繕・交換をしても、退去時に入居した時のように原状回復をする方法。
エアコンなど交換しても退去するタイミングで、もともとついていたエアコンを取り付け直す感じです。
もちろん、交換する前の物は保管しておく必要があります。
さらに入居中に交換したものが不具合を起こした場合は自分で対応しなければいけません。
そして新しい設備に交換する費用、退去時の現状回復の復旧費用も全て、借主である契約者・入居者の負担となります。
そこまでしてでもやりたいかというところですよね・・。
ただ原状回復をするからといっても、許可を取らずにやっている時点で本来はNGなので気を付けて下さい。
原状回復についてはこちらの記事を参考にしてみてください
賃貸の退去時にかかる原状回復の費用~長く入居した方が良い?減価償却って!?~
実際は貸主ではなく、管理会社がめんどくさがっている?
ここまで読んでみて感じるのは、
少しぐらい柔軟に対応してくれてもいいんじゃない?
ということ。
実際貸主であるオーナーさんや大家さんは、結構融通を聞いてくれる方が多くある程度柔軟に対応してくれます。
では、何故NGされてしまうのか?
大体管理会社が間に入っており、その管理会社の判断で断られることがほとんどです。
貸主さんの多くは基本管理会社に委託して物件の管理してもらっています。
管理会社は貸主さんに対して、後々トラブルになることや余計な交渉事をあまりしません。
特に管理物件を多く持っている管理会社になればなるほど、そういったルールが厳しくなる傾向があります。
管理物件が多いので、一回一回借主さんの要望を貸主さんに伝えて交渉するほど余裕がないんですよね!
交渉したとしても後にトラブルなんて起きたら最悪ですから。
結局トラブルになってしまうのであれば、最初から対応せずに、壊れたタイミングで貸主であるオーナーや大家さんに修繕の依頼をしてもらうってなるわけなんですね。
あとは設備とか古くても、内見時の現状で大丈夫であるということを承諾で住んでください。
という感じになっています。
あくまでそういった傾向があるというだけなので、気になった場合は一度交渉をしてみるほうが良いですね。
まとめ
いかがでしょうか?
コロナの影響で自宅にいることが多くなり、お部屋の模様替えなど賃貸住宅でもやりたくなりますよね。
ただ賃貸住宅はあくまで借り物であるということを認識し、貸主であるオーナーや大家さん、
管理会社の方と相談の上でどこまでは大丈夫か判断するようにしてくださいね。
もう少し深堀したいマニアックの方はこちらをどうぞ!
賃貸住宅の不具合を自分で直しても良い?~緊急時の修繕費用ってどうなる~
ちなみに、関連記事はこちらになります。
退去する時の原状回復って?~原状回復ってどこまでを負担しないといけない!?~
賃貸の退去時にかかる原状回復の費用~長く入居した方が良い?減価償却って!?~
不動産購入にかかる諸経費って?~物件価格以外にも意外と費用が掛かる~
こどもみらい住宅支援事業の補助金でリフォーム~2022年リフォーム補助金~
リフォームをする際、相見積もりしたほうが良い?~複数の見積を取るメリットって?~
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相談する場所はいっぱいありますが、結局のところ自社で依頼をする為の集客方法に過ぎません。
不動産、リフォームや新築などご不明点やわからない箇所がわからないなど、初歩的なところからプロの方までご相談のっております。
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おかげさまで、大変多くのご依頼有難うございます!
気になることがある方はお気兼ねなく、お問い合わせフォーム、LINEよりお問い合わせください!
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