あいかわらず傘の差し方が下手で、頭以外基本濡れます。
どーも、Ponchaです(‘ω’)
今回は、全体の工程の組み方についてご説明したいと思います。
ちなみに、工程を組むうえで、押さえておかないといけないポイントについて以前お話ししましたので、参考にして見て下さい。
また、工事を行う前に、事前に仮設工事を行う必要がありますので、工事前に工事ができるような段取りをしておく必要があります。
こちらが、以前書いた記事になります。
木造の新築工事 基礎工事の工程と流れ~基礎工事の工程は大体同じ流れ!?~
木造の新築工事 建て方の工程と流れ~事前の段取と工程管理が重要~
木造の新築工事の工程 建て方後の作業や流れ~建具・防水・下地・設備・断熱工事について~
木造の新築工事の工程 外装仕上げの流れと注意点~足場解体が工程短縮のカギ~
木造の新築工事の工程 内装仕上げの流れと注意点~柔軟な納まりと対応力が大事~
各工事の流れについては、近日中にご紹介できればと思っているので、興味ある方はぜひ参考にして見て下さい。
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目次
工程表の作成は、心理戦!
何言っているんだ!?と思う方もいますが、工程の作成は、職人さんとの心理戦になります。
まあ、駆け引きが必要ということです。
出来る限り早く終わらせたい反面、無理な工程も掛けません。
本来は、シビアな工程を作る必要がありますが、天候や状況に応じて対応できる日数も検討しておかなければ行けません。
だからといって、最初からゆとりを考慮した工程を組むと、職人さんは余裕があると、基本最終日に合わせて、現場を進める傾向があります。
前回もお話ししましたように、職人さんは現場を色々抱えているので、余裕があれば、別現場に応援に行ったりします。
そのため、4日で完了する作業だったが、余裕を見て7日にし、その工程で職人さんに渡すと、
4日で終わるから、乗り込み日を少し遅らせたり、
2日やり、あと2日で間違いなく終わると確信したら、
3日間は別現場に行き、残りの2日で仕上げる
といったようになり、結果作業は4日でも次工程が入れるまで、7日間かかったとなります。
ですので、この場合であれば、5,6日で終わらせる工程にしておくと良いと言えます。
大事なのは、ここで、無理に4日間で終わらせる工程にしないというところがポイントです。
無理な工程は、結果信憑性のない工程と同じです。
『4日で終わりますよね?』といっても『雨降ったらどうする?』と言われて終わります。
しっかり、余裕を見てる工程にしてあることを知ってもらい工程を組む必要があります。
そうすることで、余裕も見ている工程になっているので、職人さんも、多少厳しい場合でも、工程に沿って作業をしてくれます。
上手く工程表を作るコツは、自分本位ではなく、且つ職人さん本位にならない中間で作ることです。
このバランスを崩すと、必ずどこかで失敗するので注意しましょう
基礎工事の全体の流れ
まずは、基礎工事の工程を見てみましょう。
前回書いた内容をもう少し細かく書いています。
工程を考えた規模は、木造2階建て、軽量鉄骨3階建てアパート規模で考えていきます。
延べ床面積幾つと言っても、なかなか想像できないと思いますので、一般的に建っているごく普通の規模のサイズで考えていきます。
遣り方(地縄) 通常1日
根切(掘削、床付け) 規模と人数によりますが、3,5日程度 要相談
砕石敷き、捨てコンクリート 併せて1,2日程度
墨だし 1日
外周型枠、配筋、スリーブ補強含む
アンカーボルト設置 規模による 要相談
設備スリーブ 半日
配筋検査 上記の内容を確認して日程調整
耐圧盤 コンクリート打設 1日
立上り型枠 1、2日
コンクリート打設 1日
養生 2日~7日
型枠解体 資材搬出 1日
設備工事(床下転がし配管) 規模によるため要相談 1日~2日
先行外構 状況に応じて
外周足場組 1日、2日
日程もざっくり書きましたが、あくまで、今まで経験した流れで書いてますので、必ず工程表を作成前か作成後に確認し、問題がないかしっかり裏付けしましょう。
工程は、終わり日にちが決まっています。
その中で、いろんな工種の作業があります。
メインで入る業者さんがどうしても主体になることが多く、スポットで入る業者さんは、多少無理でもあまり文句を言ったりしません。
ただ、その辺を上手く調整しないと、見た目は上手く行っていても実際は、各業者さん同士がぎくしゃくしており、上手く連携が取れていなかったりします。
業者さんの間を取り合うことも、工程を上手く作る一つのポイントとも言えます。
基礎工事は、天候に左右される
基礎工事を工程を作る上で一番難しいところは、天候に左右されるというところです。
そのため、あまりぎちぎちな工程にしてしまうと、配筋検査や、建て方までに作業が終わらないという事態が発生してしまいます。
梅雨の時期や冬で積雪の多い地域では、天候を考えて工程を組む必要があります。
規模が違っても基本的な流れは同じ
基礎工事の場合は、規模が変っても基本的な流れは変わりません。
そのため、流れさえ掴んでおけば、あとは、作業期間を打ち合わせをして、工程に反映させれば問題ありません。
配筋の仕様について気を付ける
現場が似ていても、構造である配筋の形状が違っていたりします。
今回は、工程についてのお話がメインですので細かくお話はしませんが、
配筋の形状によっては多少手間が掛かる場合があるので、事前に配筋図や仕様書を確認しておきましょう。
基礎工事から先の工程の全体の流れ
基礎工事の次は、いよいよ、建て方を行い、屋根、建具、外壁、防水、造作、内装工事となります。
基礎工事に比べて、工種が多くなるため、段取りが多くなります。
また、基礎工事と違い、各工種の作業期間は長くありません。
木造の建物だと、メインとなる大工さんが、最初から最後まで仕切って作業をし、都度都度で必要な工種を段取りしたり、依頼したりします。
それでも、やはり事前に日程を決めておかなければ、各工種の人も調整ができないため、工程表は必要となります。
こちらの工程についても、前回記載した内容をもう少し細かくし、大雑把な日程を書いてあります。
建て方 規模や工法、木造や軽量鉄骨でも変わってきます。
足場組、シート張り 1日
屋根工事 2~4日程 屋根の工法にも左右される
建具工事 部屋数によって変わるため要相談
防水工事 仕上げまで行う場合は、2日~4日
塗膜防水なのかFRP防水なのかでも変わる
転がし配管、配線工事 器具や部屋数でも変わる
断熱工事 グラスウールを入れるだけであれば1日~2日
吹付の場合、養生もあり、3日~5日程 その間別作業はできない
ユニットバス工事 部屋数と仕様で変わる 通常だと1日
下地工事(木工事、LGS、造作)、
外壁工事 サイディングなのか左官、塗装なのかでも変わる
床工事 部屋数、内部階段の有無で変わる
内装仕上げ工事、家具工事
樋工事 2日~3日
手摺工事 設置箇所数で変わるが1日~3日程度
足場解体 1日~2日
外構工事 外構の内容によって変わる
器具付け 規模と数量 1台であれば1日
共用廊下があれば長尺シート張り
クリーニング 基本1日~3日
と、何となくの流れは書きましたが、
基礎工事とは違い、途中の順番は現場によって大きく変わります。
特に、変わりやすいのが外壁工事と内部の下地工事などです。
というのも、内部と外部の工事は、同じタイミングで進めるができます。
外部の工事については、あくまで足場解体のタイミングに間に合えばどのタイミングで工事をしても、そんなに支障は出ません。
ただ、早い段階で、外壁の防水シートまでは張っておかないと、内部の外壁側の壁が仕上げられなかったり、
場所によっては、暴風雨などで室内に、水が入ってしまうので注意が必要です。
まずは雨が入らないように仕上げる
これは、どの作業でも共通に言えるのですが、建て方完了、つまり上棟した後の次の作業は、まず内部に雨が入らないようにすることです。
そのため、屋根工事はもちろん建具工事(サッシ、玄関ドア)を優先して行います。
ちなみに、サッシや玄関ドアをつけないと、外壁工事は行えないので、注意が必要です。
その後、外壁の仕上げ工事が入れなくても、防水シートは、先行して張っておいた方が良いでしょう。
また、バルコニーの防水工事も早い段階で仕上げておかないと仕上げるタイミングが難しくなります。
内部、外部工事は、工程の管理が難しい
上棟して、サッシなどの施工が完了したらいよいよ内部工事、外部の仕上げ工事が本格的にスタートします。
ただ、正直内部工事も、外部の仕上げ工事も正直言うときっちりとした工程管理をするのは、難しいです。
色々と要因がありますが、裏の話はまたの機会として、一つの要因として臨機応変に対応ができるということです。
戸建てでも、アパートでも、部屋がいくつもあり、進め方も人それぞれです。
また、このぐらいの規模だと、下地工事、ボード張り、造作、床工事までを一貫して同じ職人さんが行うことが多かったりします。
そのため、例えば、下地工事4日、ボード工事5日、造作工事5日
と決めたところで、この間に絡む工事は、基本ないため
下地工事2日、ボード工事6日、造作工事6日といったように調整が出来てしまうのです。
逆に言うと、この辺をあまり融通の利かない工程にしてしまうと、職人さんから不平不満が出てきて、一つ一つ対応していかないといけなくなり、それもまた手間が掛かります。
そのため、下地工事や外壁の仕上げ工事の工程については、それぞれの工程をある程度把握だけしておき、完了させておかないといけない日程だけは、しっかりと決めておくようにしましょう。
規模や形状によって日程が大きく変わる
細かく工程について、お話しするのが難しいのが、基礎工事以上に、規模や形状によって日数が大きく変化するということです。
部屋数が一つ増えるだけで、そこに関係する造作、壁紙、床工事、器具、すべての数量が増える為、それぞれ考慮して考える必要があります。
逆に、部屋数が多ければ、終わった部屋から順に次の作業が出来るといったメリットもあります。
そのため、人数が増えれば、各部屋でそれぞれが作業できるため、多少の日程調整が可能となります。
ちなみに、仕上げの仕様によっても手間が掛かるもの、簡単に作業できるで、日数が変ります。
工程を組む場合は、部屋数と仕上げ内容を考慮しつつ、業者とどのくらいの日程で作業できるかを確認し、実際に作業を行い、間に合わなそうであれば人数を増やしてもらったりと、都度工程を確認しつつ、最終的な日程に合う工程を組むようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
大まかな全体工程についてご説明しましたが、規模や形状、施工性によって大きく変わりますが、作業の流れというものは、基本決まっています。
工事の作業期間は、現場を見ながら常に調整をする必要があります。
ただ、工事をしていく流れの原理原則は基本同じです。
その流れさえ間違えなければ、2度手間などは発生しません。
そのほかの新築工事についての工程はこちら!
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