換気扇とレンジフードの違いとは？種類・サイズの選び方と交換リフォームの注意点 Ponchablog 建築・不動産相談所

レンジフードを単体で頼むと商品によっては、割引率が変わり商品代が高くなります。

このトラップに何度ハメられたか・・。

どーも、Ponchaです(‘ω’)

キッチンのリフォームは費用が高くてできないけど、

部分的に新品にしたい！

でも、キッチンの部分的なリフォームってできるの？

と思う方も多いはず！

キッチンという商品を一括りで考えている人も多いのですが、

実は、キッチンというのはいろんな商品をカスタマイズして成り立っています。

つまり、部分的なリフォームが可能なんです！

過去にこんな記事も出しています！

食洗器の後付についてはこちらの記事をどうぞ！

今のキッチンにビルトイン食洗機を新規で設置する方法～キッチンの部分リフォーム～

コンロ交換の記事はこちら

ビルトインコンロの交換・リフォーム～ビルトインコンロの種類・費用について～

今回は、レンジフードのリフォームと言いたいところですが、

まず、レンジフードと換気扇の違いや、種類について解説したいと思います！

ということで今回は、

換気扇とレンジフードの違いとは？種類・サイズの選び方と交換リフォームの注意点

というテーマでお話ししたいと思います！

意外とレンジフードのサイズ選定や種類を聞いても答えられない方が多いです！

基礎知識にはなりますが、ぜひ参考にしてみてください。

下記の記事も参考にしてみて下さい！

物件購入　謄本の住所は新住所と旧住所どっち？住宅購入時の登記住所の選び方と注意点を解説

中古住宅購入　不動産会社紹介のリフォーム会社の価格は高い？裏事情とその真意

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1 換気扇とレンジフードの違いって？
2 今は換気扇ではなくレンジフードが主流
3 レンジフードの形状とサイズ
4 レンジフードの種類
5 レンジフードは、商品選定・施工に注意！！
- 5.1 ブーツ型からスリム型のレンジフード
6 梁やダクトの向きに合わせて、レンジフードを選定
7 レンジフードのリフォームは依頼をした方が良い
8 まとめ

換気扇とレンジフードの違いって？

換気をするために使用する、レンジフードや換気扇なんですが、

換気扇はイメージできると思いますが、

レンジフードってそもそもなに？

って思う人も多いかと思います！

私もこの業界に入るまで、

レンジフードって何かわかりませんでした。

だって、ずっと換気扇と呼んでいたから(笑)

換気扇もレンジフードも、キッチンのコンロの上に設置されており、換気をするためという意味では同じものです。

下記のような商品は換気扇ですね。

では、

レンジフードと

換気扇

の違いとは何なのか？

違いは、

空気を排出させるためのファンの形状と、

ダクトを通していくか

というところです。

レンジフードで使用しているファンは、

シロッコファンと呼ばれており、

縦長の羽根が円筒状に取り付けられているファンです。

排出の際は、ダクトを通して外部へと排出させます。

それに対して換気扇は、

プロペラファンで吸い込んだ空気を直接外部へと排出させます。

換気扇が最近なくなってきたのは、

外壁面にしか設置できないためです。

外壁面にしか設置できなくなると、

必然とキッチンの位置が外壁面にしか設置できなくなってしまうからです。

設計をするうえで、とても厄介極まりないですね。

対面式のキッチンにもできなくなってしまいます。

今は換気扇ではなくレンジフードが主流

今、お話ししましたように、

建物を設計するうえで、制限がある換気扇が採用されることは

現在ほとんどありません。

現在のキッチンのほとんどは

レンジフードが採用されています。

換気扇とレンジフードを比べると、

明らかレンジフードの方が、見栄えも良く使い勝手が良いです。

ただ、換気扇と比べると実は、

レンジフードのほうが換気扇より吸い込む力が弱いんです。

ダクトを通し、長い距離で排出するため、当然っちゃあ当然なんですが・・。

他にも、レンジフードが出始めたころは、

掃除が大変と言われていました。

しかし、今では様々な改良がされて、

ワンタッチで部品を外せて簡単に手入れができるような商品がいっぱいできてきました。

また、吸い込む力も今では、換気扇と変わらないぐらい良い性能になっています。

技術が発展した今では、

換気扇

レンジフード

を比べると、圧倒的にレンジフードの方が良いと言えます。

現在で換気扇の良い理由をあげるのであれば、

圧倒的に安い

というところですかね。

レンジフードの形状とサイズ

次にレンジフードについて、詳細をお伝えしたいと思います！

レンジフードは、形状がいくつかあります。

家の間取りに合わせて形状を調整したり、予算に合わせて選べるようになっています。

一般的な仕様として扱われているブーツ型

見た目がスリムで、現在はこちらの方が多く採用されているスリム型

本体が低めに設計されており、

曲線形状のファンのファルコン型

梁や高さに条件がある場合に使用されるフラット型

独立キッチンや高級志向のキッチン使われるスクエアセンター型

レンジフードのサイズは

コンロ・キッチンに合わせて選ぶことができます。

主なサイズは、

60㎝、

75㎝、

90㎝

になります。

コンロに対して

両端15㎝程大きく取るのが良い

とされています。

つまり、60㎝のコンロに対しては

90㎝のレンジフードが良い

ということになります。

最近のキッチンのコンロは、ビルトインコンロがほとんど。

そのビルトインコンロのサイズは、ほとんど60㎝です。

そのためレンジフードも

一番多いサイズが90㎝

となっています。

キッチンが小さく、2口のコンロの場合は45㎝になりますが、

その場合は、大体60㎝、75㎝のレンジフードがついていることが多いでしす。

レンジフードの種類

先ほどレンジフードの種類について、簡単に触れましたが、

もう少しそれぞれの種類と特徴についてお話したいと思います！

ちなみにメーカーによって呼び名が違ったり、形状が違ったりしますが、基本的な構造は一緒です。

ブーツ型のレンジフード

中のフィルターの取り外しがワンタッチで掃除ができます。

しかし、ファンの取り外しが大変で、掃除する以上に手間がかかります。

また、このフィルターも長年使用していると、

塗装が剥がれてしまいます。

金額は一番安いです。

ただし、手入れが大変ですね・・。

フラットスリムのレンジフード

ファンの形状は、先ほどのブーツ型と同じ設計です。

ブーツ型に比べて、デザインを重視した形状です。

吊戸棚と同じ奥行きに設計されているため、スマートに納まります。

また、商品によっては、

吊戸棚と同じ面材を選ぶことができるため、

レンジフードの存在感を出さずにオシャレなキッチンになります。

掃除がしやすい、クリーンフード

フラットのスリム型レンジフードの中でも、性能を良くした商品が多数あります。

各メーカー呼び名が違うのですが、

今回は、パナソニックの商品を取り上げてご説明したいと思います。

こちらの商品は、

スマートフードⅡ

という商品です。

ワンタッチでカバーやファンが外せるため、

とてもメンテナンスがしやすいです。

また、掃除がしやすいように、親水性のコーティングが施されています。

金額は通常のスリム型よりも全然高くなります。

ただ、まめに掃除をする

簡単に掃除がしたい

という方は、日々の生活と比べた時に、

間違いなくこちらの商品にした方が良いでしょう。

掃除のしやすさは、全然違ってきます。

レンジフードは、商品選定・施工に注意！！

レンジフードは、

コンロよりも商品選定や施工が難しいです。

サイズに関しては、

計測して同じサイズの商品を選定すればよいので、

問題はありません。

ただ、注意しないといけないのが、

ブーツ型のレンジフードから、

スリムタイプのレンジフードに変える時です。

ブーツ型は、スリムタイプと大きく形状が違います。

ブーツ型の方が、奥行きがあり、壁から出っ張っているため、

取り外した後壁に跡がついていたり、タイルが無かったりします。

文字で説明しても分かりにくいと思いますので、実際に画像を見ながら説明いたします。

ブーツ型からスリム型のレンジフード

これが、施工前です。既存のフラット型のレンジフードです。

壁はタイルの壁になっています。

これを取り外すと

タイルは、綺麗にレンジフードの跡になっていますね・・。

これでは、吊戸棚と奥行が同じスリム型のレンジフードを設置しても、隠しきれません。

そのためこの場合は、

同じ形状のタイルでまず補修をしてから

スリム型のレンジフードを設置する必要があります

なんだかんだできれいに収まっているじゃん！

って思うかもしれませんが、画像なのであまり気づきにくいのですが、

実は同じ色味のタイルを選びましたが、若干色合いが異なるんです！

タイルの壁の時は、

同じ形状・品番のタイルがあればいいのですが、

年数がたっているため、同じ形状・品番のタイルを見つけるのは至難の業です。

もし同じ品番の商品を見つけても、

若干色味が違ったりで違和感が出てしまいます。

そういった場合は、下記のように

キッチンパネルを壁一面に張ってしまうことをおススメします。

画像ではちょっとわかりにくいのですが、壁のタイルの形状が、凹凸があり、同じような形状のタイルがありません。

そのため、右側の袖壁一面にキッチンパネルを張って納めています。

個人的には、

タイルの壁より、

キッチンパネルの方が

掃除もしやすいので、おススメですね。

梁やダクトの向きに合わせて、レンジフードを選定

レンジフードの位置に梁がある場合は、

梁の形状に合わせて加工ができるレンジフード

を選ばなければなりません。

通常のレンジフードの正面のパネル部分(幕板)は、

アルミやスチールの形状になっています。

アルミやスチールの場合は、梁に合わせた加工が基本できません。

そのため、吊戸棚と同じような面材タイプの幕板を選定しなければなりません。

また、レンジフードを選定する際、ダクトが

右向きなのか、

左向きなのか

を選択します。

もともとついているレンジフードを見れば、

どちら向きなのかわかりますが、

既存の幕板を外す、

もしくは

ダクトがどのように流れているか

を把握しないといけません。

レンジフードの交換は、

想像している以上にチェックすべきポイントが多いんです。

レンジフードのリフォームは依頼をした方が良い

以前ビルトインコンロのリフォームの記事を上げた際、

比較的失敗が無いため、ネットで注文しても問題ないとお話しました。

しかし、レンジフードは、

梁があるのか、

高さは問題なのか、

排気口は右なのか左なのか、

給気ダンパーとの連動はないのか

といったように、確認しなければいけないことが結構あります。

ここを間違えて発注してしまうと取付ることができません。

かなりリスキーな選択になります。

プロの人でも確認し忘れることがあるくらいです。

レンジフードは、

商品の選定からリフォーム会社等にお願いしたほうが良いでしょう。

先程言いました、タイルが絡んでしまう場合などは、

どのように対応するかもしっかり確認しておいた方がいいです

まとめ

いかがでしょうか？

今回は、換気扇とレンジフードの違いとは？種類・サイズの選び方と交換リフォームの注意点

というテーマでお話致しました。

レンジフードの交換で一番多い理由は、機能というより、

『汚くなってしまった』

『掃除がしやすいものが良い』

この2点になります。

今では、どのメーカーでもいかに簡単に取り外しができて、

簡単に掃除ができる商品を日々開発しています。

ただ、中には商品単体だけで発注できないので注意が必要です。

ビルトインコンロに続いて、意外と奥が深いレンジフードのリフォーム。

キッチンの設備交換でビルトインコンロとレンジフードを交換するだけで、

全然違うキッチンに変わります。

この機会にぜひ検討してみてください