リフォーム・建築 不動産記事

新築工事の工程の流れとポイント~重要なポイントを押さえる~

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初めて現場をやった時、工程が全然わからなくて職人さんにボロカス言われたことがありました。

それから精度の高い工程表を作るのだけは意識してます。工程表があればとりあえず何とかなります。

 

どーも、Ponchaです(‘ω’)

 

以前に書いた木造新築の工程についての記事を改めて書きたいと思います!

木造の住宅ってどういう流れで建てられるのか、あまり知る機会も見る機会もないですよね!

 

ということで今回は、

新築工事の工程の流れとポイント

というテーマでお話したいと思います!

 

初めて木造住宅の流れを知る方だけでなく、現場監督の新米でまだ慣れていない方にも参考になるように、工程を作るうえで重要なポイントも記載しました!

今回は流れをざっくりとご紹介しますが、実際に工程表を作成する場合は、こちらの記事を参考にどうぞ

新築工事の全体工程表の作成の仕方~工程作成は心理戦!?~

 

ちなみに新築の場合は、工事に入る前に工事に入れるために、準備の段取りが必要だということも忘れずに!!

こちらが、その記事になります。

新築工事をするための仮設工事とは~工程表を作成する前に~

では、工程について確認していきたいと思います。

 

そのほかの記事も参考にどうぞ

中古住宅購入 リノベーション済物件って実はお得!?~買取再販物件の裏事情~

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新築工事の大まかな流れ

木造住宅の新築工事の大まかな流れについて、簡単に記載したいと思います!

遣り方(地縄)

基礎工事(根切、配筋、型枠、コンクリート)

設備工事(床下転がし配管)

外周足場組

建て方

足場組

屋根、建具工事、防水工事

配管、配線工事

断熱工事

ユニットバス工事

下地工事(木工事、LGS、造作)、外壁工事

床工事

内装仕上げ工事、樋工事、手摺工事

足場解体

外構工事

器具付け

クリーニング

となります。

すこし大雑把ですが、こうやってみると結構いっぱいあるんですよね。

 

基本的には、

基礎工事⇛建て方⇛屋根、建具工事

までは、どこの現場も同じになります。

 

しかしその先は、内装工事や外壁の工事の流れは、現場状況、職人さんの状況で大きく変わってきます。

どれが正解で、どれが間違っていることはありません。

ただ、工程の流れが異なっても、抑えておかないといけない順番だけは変えてはいけません。

 

この辺について詳細をお話したいと思います。

今回は工事の流れである工程をフォーカスするので、それぞれの工事内容については、簡易的に説明し工事の工程表をつくるにあたって抑えるポイントを重点に説明したいと思います。

ポイントと重要な工程

まず工程を組むうえで、全体に影響が出てしまう工程(工事)をおさえる必要がおります。

専門用語で言うと、クリティカルパスと言います。

クリティカルパスとは、

その工事を完了することで、次の工程に進める!

といったポイントとなる工程(工事)です。

わかりやすい例えを上げると、

基礎工事が終わらなければ、そもそも骨組みである建て方を行うことができません。

骨組みができなければ、そもそもお部屋の中の造作工事が行えません。

お部屋の中の壁や床の下地ができなければ、内装工事ができません。

といった感じで、次の工事を行うまでに、終わらせておかないといけない工事となります。

上記内容は、少し細かい部分のお話です。

 

全体の工程を作るうえでは、もう少し広く考えてクリティカルパスの位置づけを設定します。

基礎工事では、

配筋完了もしくは、コンクリート打設

基礎工事完了

 

基礎工事完了してからは、

建て方の完了

足場解体

各種検査日

 

上記が全体の工程を作るうえで、まず抑えておかないといけないポイントとなります。

 

こうしてみると、工種の量の割に、抑えるポイントが少ない!

と感じた方も多いと思います。

これは、あくまでまずはじめに抑えておくポイントの工程をピックアップしただけに過ぎません。

 

まずは上記の工程の日程をおさえてから、より細かいクリティカルパスの設定を行います。

先ほどお話ししたように、

・下地工事が終わっていなければボードは張れないですし、

・ボードを張らなければ壁紙は張れません。

といって感じで、大枠で考えたクリティカルパスの日程を基に、更に細かくクリティカルパスの日程を決めていきます!

 

大枠のクリティカルパスについて、もう少し詳細をお話したいと思います!

配筋、コンクリート打設

基礎工事は、一つ一つの工事を完了してから、次の工程に行くので全部がクリティカルパスになります。

その中でも特に重要となるのが、検査を必要とするコンクリート打設前の配筋検査です。

 

コンクリートを打設してしまうと、鉄筋は全て見えなくなってしまい、標準仕様書通りの配筋が行われているかがわからなくなってしまいます。

 

そのため、配筋が終わった後、検査機構などで配筋検査を行い、合格をもらわなければいけません。

これを無視して工事を進めると、最終的に建物としての許可がおりません。

 

『壊して確認してください』

という冗談にも聞こえることが、実際に起こります。

そうならないためにも、配筋検査は必ず行わなければいけません。

 

また、コンクリート打設については、打設をしてからコンクリートが固まるまで養生をしないといけません。

その養生の期間も考慮をして工程を組まないいけません。

この養生期間を短くすると、コンクリートの強度が確保されずに、弱い基礎になってしまいます。

 

基礎工事の不具合の補修というのは、その後に行う工事と比べてメチャクチャ大変です。

膨大な時間と手間と費用がかかります。

 

本当に新しい建物を作った方がいいんじゃないかと思うくらい(笑)

そうならないためにも、細かい基準があり、その基準を満たす基礎を作る必要があるんですね。

 

基礎工事完了

くどいようですが、基礎工事はそれぞれの工程が終わらないと次に進めません。

そのため、多くの場合が、

・基礎工事

・その先の工事

で分けることが多いです。

 

まず、基礎工事業者から大体の基礎工事の完了日を打合せし、完了日がしっかりと確定できたら、その先の工事を各工種の職方と検討するようにしましょう。

基礎工事は、

土を掘って(床付け)

砕石敷いて、(砕石敷き)

防水シート貼って、捨てコン打設して

墨を出して、

配筋して

型枠建て込んで、

コンクリート打設

立上りの型枠建て込んで

コンクリート打設して

型枠をばらして

といった感じです。

 

すべて同一の作業場所になるため、内装工事などと違って併合して作業を行うことが基本できません。

例えば・・。

土を掘りながら、隣で砕石を敷いて

みたいなことです。

敷地が大きい場合は別ですが、戸建てのような限られた敷地内で工事を行うときは、上記のような工事を並行して行うと、逆に効率が悪いため、一つ一つの工事が終わってから次の工事へと進みます。

 

そのため、あまり現場の状況が変わっていないのに、普通に何週間もかかります。

更に、基礎工事が屋外での作業のため、天候にも左右され、余計時間がかかります。

 

だた、時間がかかるのは、この基礎工事だけで、その先の工事についてはスピードが一気にあがります。

ですので、基礎工事中にその先の工事の段取りをしておかなければ、

材料や段取りが追い付かず、工事が止まってしまうこともあるので注意が必要です。

建て方完了

建て方開始日もおさえるべき重要ポイントです。

・開始日

・完了日

はともにおさえておきましょう。

 

開始日は、先行して足場を組んでもらうに必要

完了日は、その後の工程を組むために必要となります。

 

建て方完了=上棟と思ってもらって基本問題ないです。

上棟したら、

・外部

・内部

の工事を並行しながら進めていきます。

 

ちなみに、土台敷きを除いて、木造2階の建て方だと、1日〜2日くらい終わってしまいます。

時間がかかるのは、土台敷きで、土台が決まってしまえばガンガン進んでいきます。

昔は、現場で木材の加工をしていましたが、今は事前に形状や位置に合わせて工場で材料を加工しているため、現場でははめ込むだけの作業になるからです。

建て方完了後は、まず外部工事⇒内部工事

建て方が完了したら、まず雨が家の中に入らないように、

・屋根

・窓

の取付を行います。

それが終わり次第、

・配線

・設備

・防水

・下地工事

作業を進めていきます。

ただ、どの作業も何日もかかる作業ではないため、工程的に厳しい場合は、終わった箇所から下地工事を進めて行ったりします。

内装工事や外装工事は状況によって変わる。

冒頭でもお話しましたが、建て方までの工事については、だいたいどこも同じような流れで進んでいきます。

が、この先の工程は、

・現場状況

・職人さんの状況

大きく異なってきます。

 

先行して外壁の工事を行う場合もあれば、

内装工事を進めていく場合もあります。

 

また、間仕切り壁が出来れば、部屋ごとに区切って作業もできるため、部屋ごとで作業を進めたりします。

逆を言うと、作業できる箇所が複数あるため、できる箇所についてはどんどん進んでいきますので待ったがききません。

上棟をする前に、ある程度段取りを終わらせておかないと現場の進捗についていけなくなります。

足場解体

建て方が完了してからは、内部・外部と並行して作業を進めていきます。

次にポイントとなる作業は、外部足場の解体作業です。

この外部足場の解体作業に大きく影響するのが

・外壁工事

・樋工事

・手摺工事

になります。

 

更に次工程で関係するのが外構工事です。

足場がないと作業ができないため、足場解体するまでに、

・外壁工事

・樋工事

・手摺工事

は完了させておく必要があります。

また、外構工事を早く着工するためにも足場の解体は、出来る限り早い目に設定をした方が良いです。

 

ちなみに、外壁工事を完了させないと竪樋を外壁に固定できないので、その順番も間違えないようにしましょう。

また、結構忘れがちなのですが、

外部足場を解体すると、上階(2階など)に行くためには、全て内部の階段もしくは、共用階段を利用する必要があります。

 

特に、内部階段から上階に行くようにするためには、事前に内部の階段を仕上げておく必要があります。

動線を確保しておかないと、のちのち階段を仕上げる際、通行ができず上階に行けないといったことがあるので注意が必要です。

 

他にも、戸建てではバルコニー、アパートでは共用部廊下の手摺があります。

これも足場解体までに設置をしておかないと、足場がなくなった時に、手摺を設置していないと墜落を防止する物がないため、とても危険です。

仕上げの工程だけでなく、安全面も考慮して工程は組まないといけません。

各種検査日

引渡し日も当然重要ですが、その前に各種検査日をしっかり押さえておく必要があります。

 

リフォームと違い、新築の場合は殆どの場合、確認申請を行い、各種検査を行う必要があります。

2階建てぐらいの木造の規模だと、

・自主(社内)検査

・完了検査

・消防検査

場合によっては、市の条例に関しての役所検査などが該当します。

そして施主検査があります。

 

当然ですが、この検査日に合わせて、工事を完了させる必要があります。

つまり、引渡し日に工事が完了していれば良いわけではなく、各種検査がある日までに、ある程度完了させておかないといけません。

 

人によって考え方が違うのですが、検査日の段階では、ひとまず検査ができるようにだけしておく。

最終的に引渡し日までに完了させておく

という考え方もあります。

 

ただ、私個人としては検査の段階までに工事を完了させておいた方がいいと思っています。

というのも、検査は人間が行うものです。

 

そのため検査するタイミングで、

・建物が完成しているのと、

・まだやりかけとでは、

検査する側の印象が恐ろしく違うんですね。

 

やりかけの方が、全部が全部検査で見ることができないため、余計な手直しが増えなくて済む、という考えの人もいますが、検査の目的は基準を満たした建物であるかということです。

それ以外に、高品質で良い建物であるかというのも重要です。

 

完成した物をしっかり見てもらい、その上でちゃんと仕上げっているかを判断してもらうことに意味があります。

そして、検査日から引渡しの間の手直し期間にも、出来る限りゆとりを持ち、余裕をもって引渡しができるようにする工程を組むことが、大事だと言えます。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は、

新築工事の工程の流れとポイント

というテーマでお話しさせていただきました。

 

工程を作る上で、おさえるポイントを間違えると、せっかく作った工程をすべて修正する必要があります。

工程を作った後は、基本細かい微調整だけにして、クリティカルな工程は、原則動かさないようにしましょう。

ここを簡単にずらしてしまうと、結局ずるずる工程が遅れてしまう原因になるため、多少厳しくても、おさえるべきポイントについては、ずらさないように心がけましょう。

 

実際、工程表の作り方についてはこちらを参考にして見て下さい

新築工事の全体工程表の作成の仕方~工程作成は心理戦!?~

そのほかの記事も参考にどうぞ

中古住宅購入 リノベーション済物件って実はお得!?~買取再販物件の裏事情~

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・その後リフォーム営業(24時間稼働の営業マン)
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