リフォーム・建築 不動産記事

コンセントとスイッチの配置計画~リフォームをする際の電気工事の基礎知識~

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リフォームをする上で配線計画ってめっちゃ大事なんですが、毎回電気配線のことを忘れて、電気屋さんにどやされてました・・。

おかげで電気屋さん並みに電気配線に詳しくなりました!

どーも、Ponchaです(‘ω’)

リノベーション、リフォームを考える時は、間取りや設備などをどうするかを考える人がほとんどだと思います。

あまり重要視されていないのですが、リノベーション、リフォームをする上で、セットで考えなければいけないのが電気配線について!

コンセントやスイッチなど位置や高さが違うだけで、全然使い勝手が変わってきます!

だからといって、簡単に移設ってできるものではありません。

ということで、今回は、リフォームする際の配線計画・電気工事の基礎知識

というテーマでお話ししたいと思います!

コンセントやスイッチついて詳しくお話ししたいと思います。

 

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リフォームするうえで重要となる電気工事

フルリノベーション、フルリフォーム、間取り変更等のプランを考える際皆さんは

建具の形状だったり

床の色だったり

壁紙の色だったり

水回りの商品だったり

比較的存在感のあるものを重点的に考えると思います。

しかしリフォームを行う上で、忘れてはいけないのが電気工事です!

新築でもリフォームでもあまりメインで登場する機会がない電気屋さんですが、実はどの工事にも、セットで作業していることがほとんどです。

個々の設備を移動するために配線をやり替えるといった感じで、付随工事として登場することが多いためか、電気工事や配線計画を疎かにしている人が非常に多いです。

以前の私もそうでした・・。

意外と重要視されないのですが、リフォームをする上で、電気工事はとても大切な工事です。

例えば、

間取り変更で壁などを壊した際、そこにコンセント、スイッチがあれば、当然コンセント、スイッチの移設が必要です。

また、壁を一つ作ったことにより、お部屋が暗くなってしまったら照明が必要となります。

そうなると、照明の配線、照明のスイッチを増設する必要があります。

こうやって考えると至極当たり前のことなのですが、

壁を壊す、壁を作るといったことに焦点が行き過ぎてしまい、コンセントやスイッチなどの電気工事をすっかり忘れてしまうんです。

で、忘れたまま工事が始まると、急に電気配線どうするの?

と職人さんから呼び出しを食らいます!

電気工事が必要な時はどんな時!?

実際に電気工事が必要となるのはどんな時なのでしょうか?

電気工事が必要となるのは、

・間取り変更などで間仕切り壁撤去

・間仕切り壁の新設

この場合の多くが電気工事が絡んできます。

また、水回りのリフォームをする場合にも、多少の電気工事が発生しますが、多くの場合が、水回りの工事を行う設備業者さんが合わせて行うことが多いです。

ただし水回りリフォームでも、配線の増設、新設等が発生した場合は、設備業者さんでも対応が出来ず、電気屋さんを手配しなければいけない!

ということがありますので、事前に確認するようにしましょう。

また、照明の増設や分電盤の交換、インターフォン交換ももちろん電気工事が必要となります。

あと最近特に増えたのが、スイッチプレートの交換です。

スイッチプレートについては、またの機会にご説明します!

ちなみに、レンジフードの交換や、浴室暖房乾燥機の交換も設備屋さんだけでなく、電気屋さんが行ったりします。

コンセントやスイッチの位置は把握しておく

間取り変更や、スケルトン工事、フルリフォームをする場合、

既存のコンセントの位置

照明・スイッチの配線

上記は図面などに書くなどして把握しておいた方が良いでしょう。

そして、プランを新しく作成した際に、コンセント、スイッチの位置、照明の位置を記載した電気図も併せて作成したほうが良いです。

というのも、電気屋さんは、分電盤から

・コンセントの配線

・冷蔵庫や家電用の専用回路のコンセント

・照明、スイッチの配線

がどうなっているかを把握しながら作業をします。

図面が無いと

どのように配線されていたのか、

どのように設置したらよいのか

この辺が全く分からず、天井裏、床下を通っている配線を全部調べなくてはいけなくなってしまいます。

また、お客さんとも新しく配置するコンセントの位置やスイッチの位置も確認しておく必要があります。

ではないと、ここにコンセントが欲しかった、ここにスイッチが欲しかった!など、のちのちトラブルにもなります。

ちなみに、新築の場合は、コンセントやスイッチの高さや位置の寸法をすべて事前の細かく打ち合わせで決めます。

こだわりがあって、細かく図面を書いてくれる設計士さんだと、スイッチ、コンセントの寸法を細かく図面に記載してくれます。

壁を撤去した際のスイッチの位置にご注意を

間取り変更時、特に既存の壁などを撤去した際、もともとあったスイッチが絡んでいる場合は、注意が必要です。

リビングを大きくするために、隣の部屋の壁を撤去して一部屋にするリノベーションをした時など、

照明のスイッチをどうするか

どの位置につけるか

など検討しなければいけません。

単純にスイッチを一か所にまとめるにしても、そのための配線をする必要があったり、建物の構造によっては大掛かりな工事になってしまう場合もあります。

また、スイッチがあった壁を壊す場合は、必ずどこかに移設をする必要があります。

そういったことも事前に確認しておく必要があります。

壁の下地中に配線をする必要がある

スイッチやコンセントの位置は、コンセントやスイッチを取り付けるタイミングで決めればいいや!

と考えている人がいますが、それはNGです!

というのも、スイッチやコンセントを取り付けるためには配線を通しておく必要があるからです。

リノベーションの工程上

壁の解体→壁下地組→壁ボード張り→壁紙仕上げ→スイッチ取り付け

という流れですが、配線を行うタイミングは、赤文字で書いた壁下地組のタイミングです。

壁解体後と壁ボード張りをする前に壁の中に配線を通しておく必要があります。

そのため、リノベーションをする段階ですでにコンセントやスイッチの位置を確定しておく必要があります。

コンセントやスイッチの高さに決まりはあるのか

コンセントやスイッチの高さにそもそも決まりはあるのか!?

この高さじゃないと絶対ダメというのはありませんが、通常設計や配線計画をする上での決まりはあります。

例えば、

通常のコンセントは、床から25㎝が芯

掃除機のコンセントは、床から30㎝から40㎝が芯

洗濯機のコンセントは、床から105㎝から110㎝が芯

エアコンのコンセントは、床から180㎝から200㎝が芯

スイッチは、床から110㎝から120㎝が芯

 

となっています。

どこの家も、大体この高さに設定されています。

しかし、リフォームの場合は、住みやすくすることが大前提ですから、

通常のスイッチの高さだと使いにくいのであれば、使いやすい高さを調整した方が良いです。

また、カップボードやテレビ台など、家電を置く箇所に関しては、家具の高さを想定してコンセントの高さを決める必要があります。

コンセントやスイッチの位置はひとそれぞれ

コンセントやスイッチの高さに関しては、そんなに指定はありませんが、位置に関しては、人によって考え方が様々です。

わかりやすい例えで言うと、トイレのスイッチです。

あまり意識したことない方が多いと思いますが、ご自宅のトイレの照明のスイッチを確認してみてください!

トイレの中にスイッチがある家

トイレの外にスイッチがある場合

があります。

一般の部屋は部屋の中にスイッチを設置しますが、

トイレの場合は、どちらかというと外に配置する事の方が多いです。

どっちが正しいといったことは無く、普段使っていて、使い慣れている方に配置すると良いです。

ただ、スイッチは扉のすぐ横に配置し、扉が開く反対側に配置しないと恐ろしく使い勝手の悪いスイッチになるので注意が必要です。

コンセントは多い方が良いのか?

これも、人それぞれですが、コンセントを増やしたからと言って、電気の容量が増えるわけではありません。

1つの回路から使える電力の目安は、15Aとされているため、部屋の中の、コンセントが1箇所でも5箇所でも、使い過ぎればブレーカーは落ちます。

ただ、電源タップを引っ張り出して、そこから分岐させるよりは、適度な量のコンセントを配置しておいた方がよいでしょう。

電源タップから大量に電源をとると見栄えもそうですが、負荷が掛かりすぎて、漏電や火事の元にもなるのでおススメしません。

既に家具やインテリアの配置が決まっているのであれば、その配置に合わせてコンセントを設置すると見栄えも良くなります。

消費電力が強いところには専用回路を

先程言いましたように、分電盤から各場所に配線されている回路は、それぞれ基本15Aとされています。

しかし、電子レンジやエアコンなどの消費電力が多い電化製品だと、他の家電と併用して使うと、15Aを超えてしまい、ブレーカーが落ちてしまいます。

そういった場合は、消費電力が多い家電用の専用の回路を配置するようにします。

エアコンやキッチン周辺にあるコンセントの一つは、大体専用回路になっているはずです。

エアコンを新規で設置する場合は、勿論キッチン廻りをリフォームするにあたり、電子レンジ以外にもポット、ミキサーなど調理器具を常に使うようなのであれば必要に応じて、専用回路を増やすことも視野に入れましょう。

今では、食洗器、IHクッキングヒーター、浴室暖房乾燥機など普及してます。

これらは全て、目に見ない位置ですが、コンセントや配線が来ておりどれも専用回路になっています。

 

まとめ

いかがでしょうか?

なにげに使っているコンセントやスイッチって、実は結構考えられて配置されており、意外と奥が深いんですね!

コンセントもスイッチも、実際生活してみると、ここに合ったら便利なんだけどなーと感じることがあると思います。

そういったことを日頃から把握しておけば、いざリフォームする時に、スイッチやコンセントの位置を改善してみるのが良いかと思います!

自分にあった使い勝手の良い配置にすると、生活がぐっと楽になります!

ぜひ、一度ご自宅のスイッチやコンセントの配置を意識してみてください!

 

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