リフォーム・建築 不動産記事

新築工事をするための仮設工事とは~工程表を作成する前に~

投稿日:2020-08-24 更新日:

仮設工事を書いても需要ないと思っていましたが、予想以上に見ている方が多くてびっくりしております。

どーも、Ponchaです(‘ω’)

今回は新築工事をするにあたって、仮設工事についてご説明したいと思います。

ぶっちゃけ素人の方からするとあまり関係してこないところです。

が、新築する際に仮設工事が一体どういったことをしているのかを知ることで、かかっている費用がなにかを想像できるようになります。

新築工事はリフォームと違い、本体工事をする前にまず、仮設工事を行わなければいけません。

新築工事の規模によって、仮設工事の内容も変わるのですが、今回は建売の戸建、軽量鉄骨3階建てアパート規模ぐらいでお話ししたと思います。

それ以上の規模になると、やり方が異なり多方面の内容を組み込みながら流れを考えるため、ちょっとややこしいのでまたの機会にしたいと思います。

先ほども言いましたが、今回の内容は完全に専門的なお話になります。

素人の方はぶっちゃけ知らなくてもいい内容ですが、これから建築などを目指す方であれば、建築の本などにはあまり記載されていないような内容を書いているので参考にはなるかと思います。

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近年は大変多くの情報に溢れています。

相談する場所はいっぱいありますが、いきつくところポジショントークになってしまうことがほとんど。

営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?

本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。

リフォームや新築・不動産など、住宅に関わったプロの第三者の目で、初歩的な内容から専門的な内容までご相談のっております。

建築工事・設計といった建設業の内容から、お部屋探し・不動産購入といった不動産業の内容まで幅広く扱っております。

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新築工事は急に決まることが多い

仮設工事についてお話をする前に、そもそも仮設工事について、あまりフォーカスされないことについて、さくっとお話をしておこうと思います。

新築工事は、相手が企業であろうと、一般のお客様であろうと、急に決まることが多いです。

誤解が無いように、先に言うと

『新築工事の計画が決定しました、では、○○建設会社さん、工事お願いします。』

こんな感じで依頼が来ることは、ほぼありません。

案件は前から決まっていたけど、工事する会社や工事日が決まっていないという感じで、水面下で動いているケースがほとんどです。

工事に入る前に建物をたててよいかなど、設計段階でいろんな許可の申請をする必要があったり、建てる前にここに建物を建てるよーという公示をする必要があります。

そういう理由もあって、建物を建てると決めたからと言ってすぐに工事ができるわけではありません

また、工事開始のタイミングに合わせられる工務店さんなどの手配もしなければいけません。

いつでも工事開始ができるように、とにかく空いた時期に仮設工事をしておかないといけません

そういったこともあって、空いてる時期にとりあえず仮設工事だけ終わらしておこうという感じで、ちょこちょこ動いているので、あまりフォーカスされないんですよね。

工事を正式に受注するまで具体的な発注ができない・・。

建築の受注金額は、巨額な額が動きます。

戸建てやアパートは何千万~億の範囲でマンションで億から何十億

高層マンションや複合施設など大規模になれば、何十億~何百億となります。

仮に100億の工事を請け負い、利益がたった5%だったとしても5億円ですからね。

受注に掛ける意気込みは、どの会社も相当なものです。

しかしその反面、必ずしも受注ができるという保証がないため、具体的な段取りをすることができません。

かといって、注文者側は、お金を出す以上

・早く仕上げてもらいたい。

・納得の行くプラン、金額をギリギリまで検討する

といった感じです。

ただ完成日については、結構シビアに提示してくることが多い。

そのためなんとか受注できたとしても、すぐに工事に入らないと、完成日に間に合わないといった状況が生まれるのです。

だから、とにかくすぐに工事が入れるような段取りをしておかないといけないんですね。

ちなみに、リフォームの場合は、担当者とお客様が直接やり取りをするため、急ぎで工事をする場合でも、担当者の力量で、工程を調整することは可能です。

契約前に工程を決める場合と、契約後に商品など決めて工程を決める場合と2パターンあります。

しかし、どちらも、出来る限り無理が無いように、請け負う側が事前に打ち合わせの段階でいつまでに完成したいかなどを確認し、その完成日に合わせるようにして工程を組みます

会社によっては、先に契約をし、受注案件として確定してから、業者の日程を確認して無理のないような工程を組むようにすることもあります。

契約をしない限り、いくら工程を作ったり手配をしても、キャンセルすることができてしまうからです。


仮設工事はとにかく急ぐ!

先程も説明したように新築工事は、リフォームのようにお客様と打合せをして、商品が決まりました。

じゃあ、いついつから始めましょうといった感じで、請け負った側のタイミングで工程が作れず、お客様から受注をいただきました、でもこの日までに竣工させてください。

といったように、既に完成日が決められておりその完成日から逆算をして工程を作るパターンが多いのです。

近年は、それが当たり前になってきてる感が否めないです。

そのため、仮設の水道や仮設の電気等の仮設工事は、工程関係なく、工事が決まったとなればすぐに申請をしないといけません。

水道や電気などがないと、工事を始めることすらできないからです。

仮設工事の段取りは、会社が行うことが多い!?

今ご説明しましたように、新築を受注しすぐに工事に入るパターンが多いです。

でそのために、工事に入るための段取りを先にしなければなりません。

新築工事は、リフォームのように、内装がメインの工事だけでなく外部の工事も視野に入れる必要があります。

そして、最初の段階で大きく異なるのが、仮設工事についてです。

新築工事の場合は、基本、更地のためただの土しかありません。

工事をするには、工事に必要な水、電気が必要となり更に、外部に影響を与えないように仮囲い、職人さんたちの仮設トイレの設置など本工事をする前に、工事に必要な準備をする仮設工事が必要となってきます。

本来は、その現場を担当する人が、仮設工事も含めて段取り、手配をします。

しかし、いきなり決まった工事に対して、タイミングよく空いている担当者がいるはずもないため、最初の段取りは、ひとまず、会社の上層部などで手配や段取りをし、その間に物件の状況や物件の数を検討して、会社は担当者を決定します。

 

仮設水道、仮設電気の設置箇所は重要

大きい物件になれば、総合仮設計画図など、事前に作成する必要があるくらい、仮設計画は、工事をする上でとても大事な作業です。

細かく話をするとキリがないので簡単にご説明しますが、仮設水道や電気は、一度設置したらあまり移設する必要がないようにしなければなりません。

移設するには、手間も費用も無駄にかかってしまいます。

工事をする上で、仮設工事に掛ける費用などはできる限り抑えたいところなので、出来る限り一度設置したら、最後までその位置に設置できるような場所を選びます。

また、設置箇所も邪魔にならない位置であればどこでも良いというわけではなく、使い勝手の良さも視野に入れる必要があります。

仮設の水道であれば、工事で使用する以外に、搬入車両などが汚した道路を洗ったりするためにも使用します。

そのため、搬入路から離れた位置に仮設の水道を設置してしまうと、道路を洗うために、長いホースを使わないといけない上に、水を出したり止めたりするのも一苦労です。

仮設電気も、電信柱の電線から分岐をさせて引き込むため、電線に近い位置が良いです。

最初は何もない状態ですが、実際は、建物が建ってきます。

そのため、仮設電気が物件を横断してしまう位置に設置するのもNGとなります。

仮設の水道も、電気も建物ができる位置から逃げた位置且つ、外構工事に出来る限り支障が出ない位置に設置する必要があります。

その他の本体工事の前に行う工事

仮設工事をもっと細かく言うと、仮囲い、鉄板敷き、タワークレーンの配置などなど、もはやキリがありません。

今回は、戸建てや軽量鉄骨のアパート規模ですので、このぐらいの規模だと、仮囲いも簡易的なものであったり、鉄板敷いたり、タワークレーンを配置したりなど基本ありません。

そこまで、大きい重機が頻繁に出入りしないですからね。

ただ、軟弱な地盤であれば、地盤改良をしたり鋼管杭を打ったりして、建物の荷重で地盤沈下が起きないように対策は事前に行います。

大きい規模の建物になると、かなり荷重がかかるため杭工事を行ないます。

その他にも、山留用のH鋼を事前に埋め込んだりなど、専門的な話が出てくる上に、地盤や地下水位など、その土地にあわせて、さまざまな対策をしながら工事を進めます。

とても書ききれる内容じゃないので、完全にスルーしますが、何故本体工事と関係ない工事をしないといけないのか、どういった意味があるのかを知ると、まあ面白い!!

考えた人天才だなーと感じますし、色々考えてきたんだなーと先代の方々には、頭が上がらないですね。

今回は、本体工事の工程を作る上で事前に知っておかなければいけない仮設工事についてのご説明ですので、またの機会に順を追ってお話が出来ればと思います。


 

まとめ

いかがでしょうか?

今回は、新築工事の仮設工事に焦点を当ててみました。

まあ、これだけでも、かなり専門的なお話なのですが、正直かなり大雑把にお話しをしました。

ただ、面白いことに、仮設工事において、必要な決まりや規則、建築基準法に則った配置などの本はあっても、今回お話しした、仮設工事はどういったことをすればよいか、などの内容の本や情報が少ないんですよね。

初めて現場配属されたとき何をしていいかわからないし、本も情報もねーし、どうすればいんだよって思ってましたね(笑)

結局、現場を見て何回も経験して覚えていきましたが、現代の言い方で言うとコスパが非常に悪い(笑)

かなり大きい規模の物件の総合仮設計画については、結構あるんですけど、中小規模の物件の仮設計画についての参考書や本は、全然ないんですよね。

こういったちょっとしたことでも気になることがあればご相談乗れますので、お問い合わせいただければと思います。

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リフォームを始める際大半の方は不安を抱えています。

本当にこの金額が合っているのか?このプランで大丈夫なのか?この商品以外はないのか?

近年は情報に溢れています。

相談する場所はいっぱいありますが、結局のところ自社で依頼をしてくれようとする集客方法に過ぎません。

リフォームや新築などご不明点やわからない箇所がわからないなど、初歩的なところからプロの方までご相談のっております。

プロの第3者の目によるご相談を受け付けております。

おかげさまで、大変多くのご依頼有難うございます!

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