賃貸の登場人物まとめ｜不動産仲介・管理会社・貸主・大家の役割と違い Ponchablog 建築・不動産相談所

不動産業界に入る前まで、大家さん＝管理会社とずっと思っていました・・。

きっと私と同じ考えの人もいるはず・・。

どーも、Ponchaです(‘ω’)

新しい賃貸のお部屋を契約する際、

今までお部屋を探してくれた不動産仲介さん以外にも、

管理会社だったり、

貸主だったり

なんかいきなり登場人物が増え、パニックになる方も多いです。

ということで今回は

賃貸の登場人物まとめ｜不動産仲介・管理会社・貸主・大家の役割と違い

というテーマでお話ししたいと思います！

お部屋探しの間は、不動産仲介の担当者としかやり取りしていなかったのに、

契約以降に急に登場人物が増え、問い合わせ先も変わってきます。

それぞれがどういう役割なのかしっかり理解しておきましょう！

仲介会社・管理会社・大家さんの違いは！？

お部屋を借りる際に主に登場するのは、下記の通り

・不動産賃貸仲介会社

・管理会社

・貸主

それぞれは異なる業務や役割があります。

ざっくりとお伝えすると

・不動産賃貸仲介会社

→お部屋探しをする

・管理会社

→貸主に代わってお部屋を管理する

・貸主

→お部屋の所有者

という感じです。

ですので、多くの場合が、お部屋探しをする時は、

不動産賃貸仲介会社にお部屋探しをしてもらい、

入居して何かあれば、管理会社に連絡をする感じです。

お部屋に入居したからと言って、

お部屋の所有者である貸主さんと会う

ということは、正直ありません。

もう少し具体的にそれぞれの業務内容についてお話ししたいと思います

・不動産賃貸仲介会社

不動産賃貸仲介会社は、

主に、入居希望者さんのお部屋探しの手伝いの業務を行います。

そのためには、集客を行わなくてはいけず、

入居者を探すために、

不動産サイト

等に登録をして、入居希望者さんの集客を行います。

不動産賃貸仲介不動産の基本的な収入源は、

仲介手数料

のみとなります。

つまり、仲介手数料が0になるということは、

売り上げが0

ということです。

不動産賃貸仲介会社さんは、

入居希望者さんのお部屋を見つけて、成約した時にもらえる仲介手数料で運営している為、

より多くのお客さんに来店してもらえるように、

駅前に店舗を構えているのが特徴です。

・管理会社

管理会社は、

賃貸物件を管理する業務を行います。

ちなみに、分譲マンションのような共同住宅でも、管理会社はありますが、

今回の管理会社は賃貸住宅に絞ってお話をしたいと思います！

管理会社の仕事は

お部屋の管理、

入居者さんからのクレーム対応、

修繕やメンテナンスの手配、

清掃業務

などがあります。

それ以外にも、賃貸のお部屋の契約書の作成なども、

管理会社の方で行うことがほとんどです。

管理会社は、物件のオーナーさんや貸主さんから

管理業務の委託を受けて業務を行っています。

管理会社も、不動産賃貸仲介会社と同様に仲介業務も行いますが、

メインの収益は貸主さんやオーナーさんから委託された管理業務で、

貸主さんやオーナーさんより支払われます。

管理会社と不動産賃貸仲介会社を兼用していることが多いです！

仲介会社を兼用している管理会社さんは、

当然自社でお部屋探しも行えますが、わざわざ自分たちががっつり動かなくても、

基本不動産賃貸仲介会社が管理しているお部屋の入居者さんを探してくれます！

そのため、お客さんの集客を絶対と考えているわけではないので、

家賃が高い駅前に店舗をかまえるより、

駅から若干離れた少し家賃が抑えられる場所に

店舗をかまえることが多いです。

貸主

貸主さんは、

お部屋の所有者さんのことです。

個人の場合もあれば、法人の場合もあります。

多くの場合が、

お部屋の管理業務や契約業務を管理会社に委託しており、

入居者さんが貸主さんと直接会うということは基本ありません。

分譲マンションの一部屋だけ所有して賃貸に出している場合や

一棟丸々所有しており、一棟丸々賃貸に出していることもあります。

大家さんって何！？

管理会社や貸主さんについてお話ししましたが、

大家さんっていったい何？

と思う方もいるのではないでしょうか？

現代の大家さんというのは、

お部屋の所有者さん＋管理を行う人

という感じです。

多くの場合が、

・所有している賃貸住宅の近くに住んでいる

・自宅併用の賃貸住宅

というパターンが多いです。

自身が住んでいる家の近くに賃貸のお部屋があるため、

お部屋の管理をわざわざ管理会社に依頼せず、自身で管理業務を行っています。

余談ですが、大家さんって大昔（江戸時代ぐらい）の時は、

家の所有者ではなく、お部屋の管理人的な存在だったんです。

お部屋に入居してからの問い合わせ先は管理会社

借主である入居者さんが、

お部屋探しをしている段階で一番やりとりをするのは

賃貸仲介会社の担当者さんです。

お部屋探しのプロですから、

お部屋が見つかるまで手取り足取り教えてもらえます。

ただ、不動産賃貸仲介会社さんは、主にお部屋探しがメインの仕事なので、

良いお部屋が見つかり、契約してからはあまり関わることはありません。

お部屋探しをしている最中、色々お世話になったということもあり、

お部屋に入居してから、なにか不具合や不明点があって際、

賃貸仲介会社さんに連絡する方がいます。

しかし、多くの場合が

『管理会社さんに直接聞いてもらった方がいいですね～』

と言われることがほとんどだと思います。

これは単純にめんどくさくてあしらっている

というわけではなくて、

お部屋に関する不明点や不具合などは、

業務外であり、ぶっちゃけ賃貸仲介会社さんもよく分かっていないんですね。

そのため、お部屋に入居してからの問い合わせは、

基本的には管理会社さんに連絡をする必要があります。

お部屋の修繕などの決定権は管理会社にない・・？

今お話ししたように、入居してから何かあった場合は、

基本管理会社さんに問い合わせをします。

ただ、管理会社さんは、貸主であるオーナーさんから委託を受けて管理業務を行っているだけであり、

お部屋を所有しているわけではありません。

そのため、なにか不具合が発生し、管理会社さんに連絡をしても

すぐに対応ができないことがあります。

これは、管理会社さんが貸主であるお部屋の所有者さんに、

『○○の物件のお部屋で不具合があり、その修繕をしたいのですが大丈夫ですか？』

といった感じでお伺いをたてているんです。

というのも、修繕の手配をするのは管理会社でも、

お金を支払うのはお部屋の所有者である貸主さんだからです。

よほど信頼されていて、修繕なども勝手に対応していいよ！

などと言われていない限り、管理会社さんが勝手に修繕することはNGです。

よほどの緊急でない限り、

事前に修理費の見積もりなどを提出し、貸主さんのOKが出て初めて、

業者さんの手配が行えます。

そのため、多少タイムラグが発生します。

・早く修理してほしい・新しいものにしてほしいと願う入居者さん

・できる限り安く修理したい貸主さん

こんな感じでちょいちょいトラブルが発生します。

板挟みにされ、うまく取りまとめるのが

管理会社さんの業務でもあります。

つまり、入居者さんも管理会社に連絡をすれば、

すぐに対応してもらえるとは限らない！

ということは頭に入れておいた方が良いと言えます。

管理会社と言えど、基本的には決定権はないので、

注意しておきましょう。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は、賃貸の登場人物まとめ｜不動産仲介・管理会社・貸主・大家の役割と違い

というテーマでお話しさせていただきました。

初めて賃貸を借りる人ですと、どこに問い合わせをしたら良いかわからない！

という方もいらっしゃいます。

登場人物が複数いると迷ってしまいますので、

登場する人が何の人なのか？

をしっかり確認するようにしましょう！

また、契約以降はどこに問い合わせをした方が良いのか？

なども契約時に事前に確認しておきましょう！