不動産業界入りたての時、連帯債務の内容を何度聞いても理解ができなかった・・。
実務になると想像以上に確認事項が多い・・。
どーも、Ponchaです(‘ω’)
ご夫婦で住宅ローンを利用して住宅購入をする場合、
ローンの組み方はいろいろとあります!
大きく分けて
ペアローン
連帯債務
連帯保証
前回ペアローンについてお話をさせていただきました!
こちらの記事
ペアローンとは?夫婦で住宅ローンを組む際のメリデメとあまり知られていない実務上の注意点
今回は、連帯債務について!
ペアローンと比べて、銀行がそこまで多く扱っていないのもあり、
詳細を知らない方が結構多いんですね!
ということで今回は、
夫婦の住宅ローン:連帯債務メリットデメリット 実務的な基礎知識と落とし穴
というテーマでお話ししたいと思います。
ペアローンではなく、連帯債務の選択肢が出た場合
どういったメリットデメリットがあるのか?
しっかり理解したうえで、組むようにしましょう
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夫婦で住宅ローンを組み方の種類は?
ペアローンの時にも同じ内容を書いたので、
組み方の種類を理解されている方は、本題まで飛んじゃってください!
ご夫婦で住宅ローンを組む場合
いくつか種類があります!
ネットやAIで探せばいくらでも出てきましたが、
ここでもまず基本的なところをお伝えします!
まずは概要をお伝えし、そのあとそれぞれの特徴やメリットデメリットをお伝えしていきたいと思います!
ペアローン
夫婦それぞれが別々のローンを組む
両者が主債務者。
ローンの本数(抵当権)は、夫婦それぞれのため、2本
連帯債務
1本のローンを2人で借りますが、ペアローンと異なり
一方が主債務者で、もう一方が連帯債務者
ローンの本数(抵当権)は、1本となる
⇒ただし、両者ともに全額の返済義務がある!
連帯保証(収入合算)
借入名義は1人(主債務者)
もう1人は連帯保証人として審査に加わり、返せないときに肩代わり義務が発生。
ローンの本数(抵当権)は、1本となる
上記の3パターンが大きな借入方法です!
ただし、銀行によって独自の組み方もあります!
基本は上記3つのパターンをベースで選択します!
今回は連帯債務について
特徴、メリット・デメリット
注意すべき点などをお話したいと思います!
連帯債務とは
ペアローンと聞くと何となくイメージできる方も多いのですが、
連帯債務で!
と言われると、何それ?
って感じる方も多いはずです!
連帯債務とは、
1本のローンを2人で借り入れをすることを言います!
両者とも全額の返済義務があります!(法的には一応どちらも主債務者)
ただ基本的には
一方が主債務者
もう片方が連帯債務者
という伝え方をします!
連帯債務のややこしいところは、
ペアローンより利用されることが少ない割に、
見えない部分での持ち分や返済があり、理解しにくい!
という点です!
連帯債務について調べても、表面上の情報しか記載されておらず、
実務ではどういったことが起きているのか?
イマイチピンとこない方も多いです!
メリットデメリットを伝える前に、もう少し連帯債務の特徴をお伝えしたいと思います!
連帯債務とペアローンの違いは!?
まずは簡単に、
連帯債務
ペアローン
の違いをお伝えします!
わかりやすく、例えをあげて説明したいと思います!
8000万円の住宅ローンをご夫婦で組む場合
ペアローン(夫婦で1:1で借り入れする場合)
夫:4000万
妻:4000万
抵当権は2本
持ち分は、基本借り入れに応じて1:1
夫婦それぞれで、住宅ローン控除の利用可能、団信も加入が必須
連帯債務(夫が主債務者、妻が連帯債務者)
夫:8000万
抵当権は1本
持ち分は、要相談
⇒基本的には、年収に応じて振り分けたりすることが多いですが、調整は可能
夫婦それぞれで、住宅ローン控除の利用可能
ただし、団信は主債務者は必須、連帯債務者は任意orつけられない
このような感じです!
すごく簡単にまとめると
目に見える形で夫婦でそれぞれ借りるか(ペアローン)
表面上は、主債務者が全額借入をし、見えない部分で負担額を調整するか(連帯債務)
となります!
ですので、連帯債務は
持ち分の話になったときに、負担額がいくらと提示されているわけじゃないので、
そもそもそれぞれいくらの借り入れができる状態なの?
って思ってしまうわけなんですね!
そうすると、それぞれの借入金額がイマイチピンとこないから、
住宅ローン控除は利用できるけど、
借入金額って主債務者8000万円・・
連帯債務者って住宅ローン控除どうやって利用するの?
ってお話になりやすいんですよね!
連帯債務の場合の持ち分や負担額ってどうなるのか?
少し難しいお話ですが、ついてこれてますか・・?
連帯債務の場合、二人の収入を踏まえて
主債務者で満額借り入れを行います!
先ほどの例でいうと
夫:8000万円
という建付け
ただ、これだけだと単純に、連帯保証のような収入合算と同じになってしまいます!
奥様側も満額を支払う義務があり、基本的には8000万のうち負担額に応じて、
返済をしていくことが一般的です!
では、連帯債務の場合の持ち分やそれぞれの負担額はどのようにして決めるのか?
ほとんどの場合が、
年収や支払える額に応じて負担額や持ち分を決めます!
つまり年収が同じであれば、
主債務者(夫):4000万円
連帯債務者(妻):4000万円
を負担し、持ち分も1:1
という感じです!
銀行にもよりますが、年収が同じでも
主債務者(夫):6000万円
連帯債務者(妻):2000万円
のような負担にすることもでき、持ち分は7.5:2.5
という風にすることもできます!
ただし、上記のようにした場合、
主債務者である夫の毎月の返済は、大きい額になってしまいます。
持ち分を7.5:2.5にしたのにもかかわらず、
返済額を1:1にしてしまうと、贈与とみなされてしまう可能性が高いので、注意した方が良いです!
(余談)持ち分を持たせない連帯債務はあるのか?
これはかなり余談のお話なので、頭がパンクしそうな方は、スルーしてください笑
ちなみに、持ち分を持たせない連帯債務というのはあるのか?
と過去にお客さんから来れたことありますが、
一応なくはないです!
が、銀行さんがNGだったり、連帯保証に変更する
など、あまり推奨されていません!
上記のような状況には基本なりませんが、
連帯保証の収入合算にしたかったが、
使用したい銀行に連帯保証型のローンがなく、
連帯債務しかなかった!
というパターンであれば、可能だったりします!
ただし、連帯債務の場合は、
連帯債務者の信用情報もがっつり見るため、
持ち分は0なのに、無駄にローンの厳しい審査を受けないといけない!
という謎のリスクだけ追うことになります!
連帯債務のメリット
前置きがかなり長くなりましたが、
上記の内容を理解していないと、
ペアローンと連帯保証(収入合算)
との違いが良くわからず、メリットが感じられない!
となってしまいます!
今説明した内容を理解するとメリットデメリットがより理解できます!
控除を双方で使える
連帯債務は、表面上主債務者が満額を借りる形ですが、
負担割合に応じて
持分
控除
を按分することできます!
ペアローンより、負担額の調整が自由で、
金額調整がしやすいです!
手数料は一人分ですむため、諸費用がペアローンより安い
連帯債務の最大のメリットは、
ペアローンのような特徴を持っていながら
単独で借り入れした時の費用感!
という特徴ですね!
負担分をそれぞれ持っていながらも
契約者はあくまで主債務者なので、
抵当権も1本という扱いになり、手数料や登記費用についても一人分の費用感になります!
金融機関が出している
夫婦連生団信
といった商品があります。
これは、どちらかが万一のことがあった場合、両者とも残債全額ゼロになる!
というものです。
もちろん、ただ無料でできるわけではなく、金利上乗せになるということは忘れずに!
また、金融機関によっては扱っていないので注意です!
連帯債務のデメリット
次は連帯債務のデメリット見てみましょう!
ペアローンのように、夫婦それぞれの口座から毎月の返済が引き落とされるわけでなく、
1本のローンを、持ち分に応じて返済をするため複雑です!
しっかり内容を理解していただければと思います!
離婚・相続・住み替えの整理が難しい
ペアローンも離婚や相続は大変ではあるのですが、
連帯債務はより複雑です!
というのも、ペアローンですと
多くの場合が、それぞれの借り入れに応じて、持ち分を持ちます!
例えば、6000万円の物件をフルローンで借りた場合
夫:3000万
妻:3000万
上記であれば、持ち分は1:1
という感じです!
なので、持ち分や返済が比較的見える状態のため、大体の数値の把握がしやすいです!
しかし、連帯債務は、
6000万円の物件フルローンで借りた場合
主債務者である夫:6000万円
持ち分に応じて、それぞれ返済をする形になります!
※基本的には年収に応じて持ち分を決めることが多いです
そのため、持ち分に対していくら返済しているのか?
連帯債務者側の金額が把握しずらく、複雑になってしまう!
という特徴があります!
返済・繰上げの自由度が低い
ものすごいデメリットというわけではないのですが、
ペアローンと比べてという認識になります!
連帯債務はペアローンと違い
一つのローンを二人で返済をしていくので、
どちらかの経済状況に応じて、勝手に繰り上げ返済や借り換えなどが勝手にできない!
ということです!
また、連帯債務者の支払いが難しくなったからと言って
主債務者が連帯債務者分の支払いをしてしまうと、
期間や金額にもよりますが
贈与税の対象にもなってしまうので注意が必要となります!
持ち分と負担額が異なると贈与の対象になってしまう
銀行や不動産会社もある程度助言はしてくれますが、
持ち分に対して負担額が全然異なると、
贈与の対象になり、税金を納める必要が出てきます!
先ほどお話したように
持ち分を1:1にしたのに
毎月の返済はすべて主債務者である夫が全額負担
といった感じにしてしまうと、贈与の対象となります!
これの恐ろしいところが、その場ですぐに贈与です!
とは言われず、数年後、数十年後経ってから、
あれ?これ贈与の対象ではないですか?
と急に言われてしまうということ!
故意でやったわけじゃないのに、知らないが故に
脱税
という扱いになってしまうので、注意が必要です!
金融機関が連帯債務を扱っていないことがある
昔は、すべての銀行がペアローンを扱っていたわけではないのですが、
現在は、大体の金融機関でペアローンを利用することが可能です!
一方で、連帯債務や連帯保証の商品は、最近増えたものの
扱っていない金融機関も複数あります。
そのため、連帯債務で進めようと思ったけど
希望した金融機関では扱っていない!
ということは全然あり得ますので、事前確認が必要です!
連帯債務者がなくなっても残債はなくならない
連帯債務は、ローン自体1本ですが
主債務者と連帯債務者とで、持ち分に応じて返済をします
例えば、6000万円の物件をフルローンで借り、
持ち分を1:1にした場合
主債務者 夫:3000万円
連帯債務者 妻:3000万円
となります。
返済途中で
主債務者である夫が亡くなってしまった場合
団信が適用され、妻の分も含めて残債はなくなります!
(主債務者は団信の加入がマストです)
しかし、連帯債務者である妻がなくなってしまった場合
団信に加入してなければ、妻の残債はなくならず、主債務者である夫が妻の分も支払っていく必要があります!
連帯債務の場合、
連帯債務者は、団信の加入は必須ではないです!
⇒加入ができない・任意
となっているため、金融機関の取り扱っている商品次第で異なります。
この辺も事前にチェックしましょう!
連帯債務を選ぶ時って!?
連帯債務のデメリットを確認し、そのリスクをなくそうとすると
結果ペアローンじゃん!
ってなります!
では、なぜ連帯債務を選ぶのでしょうか?
・諸費用を少しでも抑えたい
・片方の健康状態に不安がある
・所得やライフイベントの変動に合わせて負担割合を柔軟にしたい
大きくはこの三つです!
ただ、諸費用を抑えたいがためだけに、連帯債務を選ぶ人は正直少ないです!
⇒取り扱いが少ないですし、持ち分の計算などが複雑になるからです!
どちらかというと、
・片方の健康状態に不安がある
・所得やライフイベントの変動に合わせて負担割合を柔軟にしたい
という感じで、健康状態が引っ掛かってしまう人や今後収入が大きく増減してしまう
といった方が、連帯債務を選択することが多いです!
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、夫婦の住宅ローン:連帯債務メリットデメリット 実務的な基礎知識と落とし穴
というテーマでお話させていただきました!
連帯債務はペアローンより複雑かつ、理解しにくい部分が多いです!
表面上の内容だけで判断すると、いざ組んでみたらイメージと違った!
ということは、よく耳にします!
しっかりと違いを理解して、表面上だけでなく、返済や持ち分など
深いところまで理解したうえで、ペアローンと比べてみましょう!
ペアローンとは?夫婦で住宅ローンを組む際のメリデメとあまり知られていない実務上の注意点
関連記事はこちら
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賃貸で緊急修繕が必要なとき、自分で直してもOK?費用請求や注意点を徹底解説!
賃貸のネット無料物件は本当にお得?Wi-Fi速度や注意点を徹底解説!
★住まいに関するお悩み、無料で相談できます!★
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